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カテゴリ:過去記事
去年の冬、復職を前に私は資格試験を受験しました。
受験日は日曜日。夫が子供たちを見てくれる約束になっていたのですが、直前になって仕事が入りました。えー!受験が出来ない?!

「おぐりさん、あの、日曜日なんですけど、お願いしても大丈夫ですか?」
「はいはーい。その日は大丈夫ですよ~」

おぐりさんは『NPO法人 あっとほーむ』の代表理事であり、保育にも直接タッチしています。
あっとほーむは、一般的な分類で行くと無認可の夜間専門の託児施設ということになりますが、あっとほーむを利用している人間にとってはそこで生活をしている子供たちはもちろん、親にとってももうひとつのわが家のような場所です。

子供を持つ親にとって、子供の保育はすべてのことがらのなかでプライオリティをNo.1に考えなければならないことです。
なぜなら子供はひとりにしておけないからです。
すべての動きがこのことを片付けてからでないと決められないからです。
私はこの事実の重さにかなり参っていました。
仕事が充実してくればくるほど自分の考えや望みすべてがそれに押しつぶされていくような気がしていました。
そんなときに縁あって『あっとほーむ』と出会いました。


あっとほーむの良さはいくらでも挙げられます。

・保育料が世間一般の保育料金よりも低価格に抑えられていること

彼女は保護者の負担を本気で考えてくれます


・保育時間が長いこと&保育スタイルが充実していること

通常の夜間保育が午後9時まで。入浴も食事の世話もしてくれます。
出張するときはお泊り保育、子供により静かなケアをと言う場合は訪問保育なども提供してもらえます。
また、音楽教室や英語教室なども取り込んでくれています。
(親が働いていると子供をお稽古ごとに通わせるということがとても難しいのです)


・保育スタッフのレベルが高く、人数配置が十分なこと

「どうしても預けなきゃやっていけないんでしょ」と足元をみる保育施設は残念ながら少なくありません。
働く親は預けなければどうしようもないのです。だから「保育の質なんて問えない」というのも事実・・・・。
私も息子が幼い頃にお願いしていたヒトに苦しんだ経験があります。

あっとほーむのスタッフはすべて資格保有者ですし、小栗さんは軌道にのっている今も保育の質について真摯に取り組んでいます。
昨年、彼女は新たに小児幼児救急救護の資格を(それもインストラクターの資格まで!)取得しました。
「命を預かっている」ことの重さを常に感じ考えている彼女自身をとても象徴していることがらだと感じました。


・可能な限り急なリクエストにも対応してくれる

これはサービスメニューにはありませんが(笑)普段から何人もの子供たちを受け入れていること、 あっとほーむにやってくる子供たちのことを理解していることから、当日の飛び込み保育、予定時間の延長なども可能な限り対応してくれます。

※あ~。もっと書きたい!(笑)



小栗さんは、可能な限りこちらの事情を汲んで保育を引き受けてくれます。
彼女の優しさに甘えているだけに見えるかもしれませんが、ムリを頼める親が近くにいるわけでもなく、同等の責任を負うはずの夫も現実問題として難しい私のような人間にとって、あっとほーむの存在は私の一番の支えだと言っても過言はありません。

去年の受験は、私たちの事情を知り尽くした小栗さんがあっとほーむの営業時間外にも関わらず保育を引き受けてくれたことで叶いました。
あっとほーむを利用している親は、彼女の協力を得て、国内/海外の出張もこなし、自分の仕事をあきらめずに続けられています。

あっとほーむを利用する私たちは、あっとほーむのサービスそのものにも救われていますが、

「仕事、大変だよね?力を貸しますよ~」

という、私たちの仕事に対する気持ちを受け入れてくれていること、そのことにとてもとても救われています。

ワーキングペアレンツというのは、周囲からの、そして自分自身からの、

「子供にこんな思いをさせてまで働くのか?!」

という問いかけに始終晒されています。
その答えはだれも持っていないし、仮に持っていても状況によってすぐに揺らいでしまいます。そんな私たちにとって、彼女のいつも変らない笑顔はとてもとても温かい‥‥。
その笑顔が、我が子に向けられているという安心感がとても有難い・・・・。
お迎えに行くと、子供たちがこぞって笑顔で出迎えてくれます。今日も1日みんなが無事にすごせて幸せだったと思える瞬間です。

親側の心地よさばかりを並べ立てましたが、子供たちだってもっちろん心地よく過ごしています。
子供たちの生の声をいつかお聞かせしたいものです。


※昨秋記事※
※私自身、あっとほーむの理事を務めていて、子供たちの保育について考えていきたいと思っています。関連記事はこちらこちら





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Last updated  2005.11.13 08:53:38
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