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カテゴリ:つれづれに
父が子供っぽい味覚のひとだったせいで、わが家の食卓には大人な食べ物はまったく出てこなかった。香味野菜はもちろんのこと、きざみ葱でさえまずお目にかかることはなかった。
香味野菜を外で食べるようになり、おいしいと思うようになってからも自分ちの食卓にどうのせるかがイメージがわかなかった私を救ってくれたのは、義母の手料理だった。 ミョウガが山のようにのっかったサラダや白髪葱をたんと刻んでくれる義母の手さばきを見て、やっと少しは自分でも扱えるようになった。 それでも春を知らせる野菜たちはほとんど手付かずだった。義母に会える時期が盆暮れだったからかもしれない(笑) 友人のサイトにのっかっていたうどのきんぴらがすごくおいしそうで、生まれて初めて山うどを自分で買ってみた。最近は便利なものでネットを調べれば下ごしらえから写真が載ってるレシピもある。 身はサラダのようにして、皮はきんぴらにする。きんぴらのほうは冷蔵庫にあったひじきも一緒にしてみた。 初めての食材に息子も私もおっかなびっくりだったが、食べてみるとこりゃうまい!(息子も気に入ったらしい) きんぴらのほうは噛むときゅっきゅと春の音がした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.02 10:36:22
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