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何をしているんだろう

あらイヤダ。脳梗塞になっちゃった。1

その1・夫婦ということ
夫の両親二人ともが、脳梗塞の後遺症を抱えることになった。義母は7年前から、義父は4年前からである。嫁して3年、子どもがいない嫁は、我が子より先に、親のおしめの世話をすることもあった。
兄弟が多く末っ子の夫だが、兄達も夫のようにのんきな人ばかり。病院や施設の助けを全面的に頂きながら、並んだ車椅子の二人の姿を見ているうちに、夫婦って何?と思う。
恋愛・結婚から始まる男女の信用契約。こそばゆいような台詞、人に言えない秘密の時間、恥など乗越えた相手。全く違う生活から、いきなり一緒に暮らし、周りからは社会の基礎と言われる二人の個人。
今日も、右手が利かない父に、母は甲斐甲斐しく利き手でない右手のスプーンで食べ物を口元に運ぶ。脳梗塞は、脳のどの部分にダメージを受けたかで性格や心のあり方が変わることもある病だそうだ。父を構う母の所作に、気持ちがあるのか誰にも解らない。母の話す言葉は言葉として理解できるが、本人の真意かどうか、やはり解らない。
父も同様、所作の喜怒哀楽の本当は解らない。感情が所作と連動しない病。自分が消えてしまう病。でも、今の両親が本当に仲の良い夫婦であって欲しいと思う



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