元気の出る調味料 酢(残暑のりきり)

特徴 ) 疲労回復パワーで今日も元気 残暑のりきりは簡単っ酢

1) 酢は、穀類や果実などを酢酸菌で発酵させたもの。
2) 酢の酸味は、主成分の酢酸と各種有機酸によってもたらされる。
3) 製法によって、「醸造酢」と「合成酢」の2つに大別される。
4) 醸造酢には、米や麦が原料の「穀物酢」と果実が原料の「果実酢」がある。

主な酢 )

1. 米酢 麹の香りが和食にぴったり
2. 玄米酢 玄米から作る
3. 黒酢 玄米をより長く醸成させ、アミノ酸が豊富
4. もろみ酢 沖縄の泡盛の酒かすから作られ、天然のクエン酸が主成分 
5. リンゴ酢 まろやかな酸味と甘い香りで人気
6. ブドウ酢 ほのかな渋みで糖質が少ない。ワインビネガーとして、ヨーロッパで人気。サッカー選手の体力の源とされている。

主な成分 )

たんぱく質、酢酸、各種有機酸

効能 )

1) 疲労回復 
酢に含まれるクエン酸が、疲労物質である乳酸を分解して体外に排出するため。また、酢は乳酸がたまるのを予防する働きもあり、疲れにくい体質に改善する。
2) 高血圧予防
 酢は、塩分を減らしてもおいしく食べられるので、塩分取りすぎからくる高血圧などの生活習慣病の原因を予防する。また、血行を良くして、血圧わ下げる働きがある。
3) 食欲増進
 消化器を刺激して、食欲を増進する効果がある。野菜や魚、肉などをお酢料理にすることで、美味しくいただける。
4) 便秘改善
 グルコン酸は、腸内の善玉菌であるビフイズス菌を増やし、腸内環境を整え、女性の悩みの1つである便秘を改善する働きがある。
5)殺菌効果もあり、食品の鮮度を保ってくれる。
 
料理のワンポイントアドバイス )

1) 夏場の煮物や炒飯に、酢漬けを加えると殺菌や防腐効果とともに、おいくいただける。
2) 魚の生臭さを消す効果もあるので、刺身や煮魚にもちょっぴり加えると良い。
3) ビタミンCの吸収を助ける作用もあるので、にんじんと大根のもみじおろしには最高。
4) 毎日楽しみたい方には、黒酢ドリンクが手軽にいただける。残暑をのりきる対策にも最適。
熟成黒酢大さじ2杯を冷水150CCに混ぜるだけ。

( 政党機関紙日曜版などから編集 )


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