ビタミンA

「からだと心の栄養学(アンソニー・サティラロ著、上野圭一訳)」 より編集。
著者は米国生まれの医師で病院長。


今日のテーマ 「 ビタミンA 」


効能 )

1.夜盲症の予防、骨や歯の発達、皮膚・毛髪・粘膜の健康維持に役立つ
2.野菜に含まれており、身体の中でビタミンAに変わる
  ベータ・カロチンが、がんの予防に重要な働きをしている
3.食物から摂れる全てのビタミンのうち、
  ベータ・カロチンほどがん予防に可能性があると
  見られているものはない。
4.ベータ・カロチンは喫煙者のがん予防にも効果がある
  ことが分かってきた。
5.このことからも、ベータ・カロチンががん予防に
  いかに強力な効果を発揮するかを物語っている。


注意しなければならないこと )

1.野菜に含まれるビタミンAと卵・牛乳・レバーなどに
 含まれるビタミンA(レチノール)とは別物である。
2.レチノールは過剰に摂取すると害作用がある。
3.ベータ・カロチンには有害作用はないが、
 過剰に摂取すると皮膚が黄色っぽくなることがある。


ベータ・カロチンを含む主な食物 )

ほうれん草、ブロッコリー、カボチャ、アプリコット
プルーン、桃、スイカ、人参



感想 )

がんに強力な効能があるとされるベータ・カロチンだが、
野菜からのものがさらに優れているようですね。
そして、人参、ほうれん草にブロッコリーは
スーパーなどで安くふんだんに出回っています。
これなら、庶民的な野菜であり、
調理も比較的簡単なので、本当に嬉しい限りです。

私は、カボチャが大好きなので、
これからもせっせとカボチャから
ベータ・カロチンを摂取したいと思います。

喫煙者のがん対策にも効果があるというのは
やや問題ありでっすね。
喫煙者にとっては嬉しいかもしれませんが、
タバコの害は受動喫煙の方が大きいと報告されています。
自分のがん対策のために、
家族や周囲の子供たちが、いやなたばこの煙に包まれるのは
何としても裂けなかればならないと思います。

がんが気になるならないに関係なく
衣服や髪の毛に嫌な匂いがついてとれないなど
たばこは放射能と同じくらい大迷惑です。

何はともあれ、
野菜由来のベータ・カロチンは摂りすぎも気にしなくて良いなど
いいことづくめですね。

卵・牛乳などで、
アトピー症状の原因にもなることが知られています。
ここでは、具体的な説明はありませんが、
害作用の中に、アトピーが含まれていると想われます。

ここでも、人の身体にとっては
野菜の方が優れていることが暗示的ですね。





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