ミネラル

「からだと心の栄養学(アンソニー・サティラロ著、上野圭一訳)」 より編集。
著者は米国生まれの医師で病院長。


今日のテーマ 「 ミネラル 」


特徴 )

1.ビタミンと異なり、
  岩石のような無生物からとれる無機物
2.ビタミンと似た働きをし、
  健康保持には不可欠なもの
3.ビタミンと同じく
  未精製食物を食べてきる限り、
  ミネラル不足ということはありえない
4.食物中のメネラルやビタミンを有効に使うには、
  人参、ジャガイモ、カブなどの皮をむいて調理せずに、
  ただ洗うだけにしたほうが良い
5.鉄製の鍋やフライパンで料理すれな、
  鉄分の補給になることも知っておいたほうがよいだろう。


主な効能 )

細胞の生成とその機能に使われる


コメント )

次回から紹介するミネラルは、特に重要なもので、
精製食品には欠乏していることが多いものである。



感想 )

皮をむいて食べていることがほぼ定着している、
現代の食生活の最大の問題点が
さりげない文章の中で、ズバっと指摘されています。

一体いつ頃から、
人は、人参やジャガイモに限らず、
ほぼすべての果物の皮を剥いて食べるようになったのだろうか?

ビタミンの項でも解説してきましたが、
未精製食品のほぼ網羅された栄養分を捨て去って、
精白または精製された食品が
三度の食事で当たり前のようになっています。

この当たり前のようなこと
人が普段気にしていないことの食習慣こそ
激増している多くの生活習慣病や
うつなどの精神的症状にも影響していることが
真面目な学者や栄養士などよって、
これも当たり前のように指摘されています。

人間が生きてゆくこと
経済的な果実を得ることの欲望がその原因にあります。
三泊の一つ砂糖。
現代は、精製され栄養素が根こそぎ削がれた砂糖なくしては
スイーツやフルーツパーラー、アイスクリームなどの
甘味食品業界は成り立たない。

一時の甘味を求め、
一生の悔いの始まっています。
生活習慣病や多くの現代の病は、
人のこころのあまさをついた、
複合食品産業の餌食になっているという面がある
このことを真剣に捉え矯正してゆくライフスタイルにならない限り、
保険料激増の問題は解決の緒にもならない。
それを消費税に転嫁するというのは
安直な政策の典型です。

実は、後ろで蠢いているのは
複合食品業界のボス達ではないかと・・・
今回は、あまい食べ物は心して口にして欲しいという
かなり、辛口になりました。

アイスクリームを口から落とさないように
気を付けてくださいね。



次回に続く。

  シリーズで、
  精製食品に欠乏している重要なミネラルを取り上げてゆきます。
  トップバッターはカルシウムです

   
   テーマは 「 カルシウム 」



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