身近なお天気を調べてみよう

第3章
3.身近なお天気を調べてみよう

日本の多くの学校には、今でも百葉箱があります。この箱の中には、周囲の大気の温度(気温)や湿度などをはかるセンサー(計測器)が入っています。
箱の外側は、太陽の熱を受けないように反射させる為に、白ペンキで塗っているの見かけた事があるでしょうか?
学校の上級生などの理科や地学の好きなお友達が、先生と一緒に毎日、データを調べているのです。このデータで、我々の住んでいる町や村の地域の環境の変化や、その年のお天気の移り変わって行く状態が把握できる便利な箱だから、大切にしましょう。これらの観測データをたくさん積み重ねて解析することで、地球の温暖化が分かったりする可能性まである素晴しい箱なんです。
お天気クラブの先生は、天気図をかいたり、これらのデータを調べて、学校付近の天気や気温を予想することもできるから、驚きだよね。

気温は、地表が芝生で覆われている場所と環境を選ぶことが大切です。そして温度計の高さが、おおよそ1.2メートルのところ(子供たちの目の高さくらいです)を計っているのです。
夏休みの日記帳に、自分の学校の最高気温や最低気温、お昼の気温などを記録しておくと、楽しいし、自分だけの立派な宿題がバッチリできあがるということになるでしょう。
学校の百葉箱が、自分たちの住んでいる地域のお天気を調べる玉手箱なんだってことを、忘れないで大事にいたしましょう。


© Rakuten Group, Inc.