白石の鼻
松山観光港から北へ車を走らせると「白石の鼻」と呼ばれる巨石群がある。目の前をカーフェリーや高速船が行きかい、向かいには興居島が見える。何が釣れるのか、辺りは何十人もの釣り人がいる。神秘的な光景が眺められるというので、秋分の日の日没に合わせて吟行会が開催された。まずは岬にある龍神社でお参りをして、遺跡探訪。岬から沖合40メートルほどの海上に見えるゴロゴロと石を積み上げたオブジェのようなものが白石の鼻だ。ガイドさんによると花崗岩の巨石が5つ積み重なっているそうだ。その真ん中に隙間が空いており、そこから春分・秋分の日に夕日が見えるという。岬には「亀石」と呼ばれる巨石群もあり、こちらは冬至・夏至の日を知らせるそうだ。どちらも浸食や地殻変動でできた感じではなく、明らかに太陽の軌道に合わせて作為的にこしらえました、って感じ。けど、これだけの巨石をどうやって積み上げたかは謎だという。人とは思えず、神様かしら?宇宙人かしら?と思うとワクワクする。生憎の曇天で夕日は見えなかった。半年後の春分の日までお預けだ。