カテゴリ:前立腺がん
◆◆ 内分泌療法は、やめられる!? ◆◆
内分泌療法の副作用を列挙すると、
前立腺がんの状態や症状が内分泌療法で落ち着いたとしても、これらの副作用に悩まされて、最悪深刻な状況になれば、治療とは言えません。 例えば、心臓病や糖尿病の状態が悪く、うまく治療、制御できていない状態であれば、内分泌療法はしないほうがいいかもしれません。
しかし、進行前立腺がんで見つかって、前立腺がんの症状がある場合、例えば骨転移で痛みがでていたり、尿閉状態(尿が出ない)などの症状は、かなりの確率で内分泌療法で改善します。
内分泌療法の効果は期待できるものの、副作用も心配だし、継続したくない場合はどうすればいいでしょうか?
内分泌療法が行えない状態で内分泌療法を行わないという選択以外に、1つの解決策として、
『間欠療法』は内分泌療法のひとつです。
8~9月の電子配信では『間欠療法』の実際を解説します。
間欠療法には、内分泌療法の副作用対策以外に別の効果もあるかもしれません。
間欠療法:長期間の去勢術、内分泌療法(男性ホルモンを下げる治療)は、前立腺がん細胞を死滅させます。 しかし、平均24ヶ月で腫瘍は再発し、内分泌療法治療による男性ホルモン低下の効果がなくなるといわれています。 内分泌療法を休薬して、時々男性ホルモンを上昇させることで前立腺がん細胞への内分泌療法の効果が継続することは、あまり明らかではありません。 欧米では、日本より内分泌療法による副作用や生活の質の低下を重要視します。
内分泌療法を行ってもPSAが下がらない場合、画像など(CTや骨シンチなど)で病状が増悪するような場合は、間欠療法どころではありませんね。
メール形式の配信予定です。 08/05/2018 定期配信『骨粗しょう症は、サイレントキラーです。その1』
08/12/2018 定期配信『骨粗しょう症は、サイレントキラーです。その2』
08/19/2018 定期配信『イクスタンジは、転移のない去勢抵抗性前立腺がんの患者さんの転移出現までの期間を延長する』
08/26/2018 定期配信『内分泌療法は、やめられるか!? その1』
09/02/2018 定期配信『内分泌療法は、やめられるか!? その2』
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