今日から10月。なんか空気が、違う感じ。
暑い夏の思いを断ち切って、厳冬に備える新たな心構えをする季節にはいったと言うことでしょう。
道路公団民営化スタート、郵政改革も渦中にはいりましょう。核燃サイクル機構も、原子力研究所と統合、独立行政法人日本原子力研究開発機構に衣替えのようです。市町村合併の船出を始める所もあります。当地も新市の議会議員さんが明日決まります。
ファイトの優ちゃんもジョンコ牧場を開園しました。NHKも未収金回収に力をいれる事でしょう。
気になることがあります。
諫早湾干拓工事が、9割完成して、有明海の漁場悪化で工事差し止めになっていました。佐賀地裁、福岡高裁、最高裁と司法裁決を仰ぎ、2転3転の末に工事続行となりました。
漁業被害と工事の因果関係立証不十分と言うことらしいようです。
もともと工事は、自然災害を防止の目的があるのでしょう。
工事したために、災害の被害がくいとめれた計算の金額は聞きません。
実際に被災した時、被害計算から逆算して工事の不着手を、後悔と共に数えられる事はあります。
米国のカトリーナ、リサ、ハリケーン被害は、その顕著な例です。
予算計上してたのを、中東戦争に優先した為、手遅れになり、堤防がきれ、水びたしになりました。あの時、工事をしておけばの反省がありましょう。
想定したより、大型のものだったから、被害があった、では釈然としません。
過去の統計にないから大丈夫であると言う事は、未来には、通用しません。
北極海の氷が今世紀末には、無くなると言う予想をした学者さんもいます。
海水温度が高い、炭酸ガスが増えた、フロンガスがオゾン層を侵害してるとか悲観的な情報を聞きます。
宇宙天文学はじめ、自然科学の人智はかなり進んでいます。
せめて世紀の3個先位迄の災害治水管理予測を、有明海の湾岸大学の学者が研究提言して欲しいものです。自信をもって。
科学事象、未来予測までいれた判定を、机上ですることは無謀のような気がします。勿論学者の所見も勘案の上でしょうが。この学者の意見も対立するから不可思議です。自然はそんなきまぐれです。
問題は、工事の9割もすんでから、こんな事が起こることです。
万人のための政治は、困難でしょうが、犠牲を強いられる生贄をもっと大事に考えてとりかかってほしいものです。
大学の法人化で、目先の経理を強いるより、この未来の損害防止額計算を含めた経理を考えてあげて、大学の尊厳をもたしたらどうでしょう。
じっくりと学術的実証的に研究して、未来予測を出してもらえば、それが工事の判定の指針になります。
幸い、日本には、駅弁があるほど大学がありますから、地方の密接な研究データは、きめの細かいものが出来、日本国土を救うでしょう。
自然現象ですから、予測通りになりませんが、その時こそ、天命と思えばよいでしょう。
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最終更新日
2005年10月01日 15時58分12秒
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