てんびんというのは、両方が同じ重さで平衡をたもっています。
一方が少し重たいか、軽いかでバランスがくずれてしまいます。
陰、陽。プラス、マイナスを基本に、その釣り合いが大切である事は周知の事柄です。バランスが崩れて初めて、その存在をしり、ありがたさを認識します。
病気もこのバランスが崩れた時におきます。
ミシンには、下糸と上糸があります。
下糸に白色、上糸に黒色で縫ってみます。黒い線ができ、絵ができます。
布1枚の厚さの中で下糸と上糸がからみ上と下の引っ張りが同じであるので、黒は表を走り、裏は白がはしります。
もし、下糸の力が弱いか、上糸の力が強いと、白が表に出てきます。
下糸が強いと黒糸が裏にひっぱりこまれ、布にひずみが起き線も絵もできません。
上下の力がバランスとれるように、ミシンは作ってありますので特別調整は必要ありませんが、バランスが崩れてはじめてその重要さを知ります。
家庭も、同じで、父親、母親が綾なす糸繰り作業です。
内助の功とか、水面下の支えなどもうします。どちらが上か下かでなくどちらも重要です。不幸にして、両方の役を果たさねばならなくなったら、とっても大変でしょう。
お祭りも、神様とのまつりあいで、感謝の誠をあらわす儀式です。
先人の御霊に哀悼の誠を尽くすのは、現存民のつとめです。
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