ものの成るか成らぬかは、その人の一心になるかならぬかによってきまる ものである。
人はだれでも死ぬ。
まちがいなく死ぬ。
死ぬまでになにかしておきたい。
とにかく、自分というものが、この世に生まれてきたしるしだけのことは、そうとうにしておきたいーーー
とだれでもが考える。結構なことだ。
この世の中はちっとも思うようにならない。
つまらない、あほらしい、しゃくにさわるーーー
とだれでもが思う。まったくそうだ。
阿呆にならないと真の仕事はできない。
人間というものは案外気のちいさいもので、ちょっとしたことにでも、自分のえらいところを人に見てもらいたいという気があって、いらぬことにいろいろと気をつかっているのだ。
「人はどうでもいわばいえ、おれはおれだけのことをやってみせる」
という広い胸をもっていなければならない。
人を汚く思うものは、自分が汚いからだ。
利己なければ畏れなし
畏れなければ自由自在なり
「生き甲斐の創造 出口日出麿」より
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月05日 19時46分35秒
コメント(0)
|
コメントを書く
もっと見る