ラッキィセブンティライフ

2008/12/05(金)19:46

利己なければ畏れなし

こころ(235)

 ものの成るか成らぬかは、その人の一心になるかならぬかによってきまる ものである。  人はだれでも死ぬ。  まちがいなく死ぬ。  死ぬまでになにかしておきたい。  とにかく、自分というものが、この世に生まれてきたしるしだけのことは、そうとうにしておきたいーーー  とだれでもが考える。結構なことだ。  この世の中はちっとも思うようにならない。  つまらない、あほらしい、しゃくにさわるーーー  とだれでもが思う。まったくそうだ。  阿呆にならないと真の仕事はできない。  人間というものは案外気のちいさいもので、ちょっとしたことにでも、自分のえらいところを人に見てもらいたいという気があって、いらぬことにいろいろと気をつかっているのだ。  「人はどうでもいわばいえ、おれはおれだけのことをやってみせる」  という広い胸をもっていなければならない。  人を汚く思うものは、自分が汚いからだ。  利己なければ畏れなし  畏れなければ自由自在なり   「生き甲斐の創造 出口日出麿」より

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