赤い金魚が水面に横になって浮き上がっています。
去年の夏、夜市で孫が金魚すくいをして網が破れ、おまけにもらってきた小さな赤2匹黒2匹の4匹のうちの1匹です。
元気に皆寒い冬も越し、元の2倍くらいに大きくなっています。
掬ってみるとかすかに尾を動かしました。
塩水を作りその中にいれて動かしてみました。
すると口を弱く動かしました。
軽く手で横にならぬように支え泳ぎを手伝いました。
あまり塩水につけるといけないので、淡水にかえし、又塩水と4,5回くりかえしましたら、やっと自分で泳ぎだしました。
しかし下までもぐって平衡感覚が返らぬのか浮き上がって又横倒しになります。
丹念に塩水、淡水をくりかえしてたら自分でおよぎだしました。
仲間と一緒になって何事もなかったかのように泳ぎだしたのを見届けたうれしさはことのほかでした。
命って偶然要素がかなり差配するもののようです。
浮き上がった金魚を偶然みつけたから助かりました。
あと14、5分遅かったら死んでいたでしょう。
金魚の命でこんなに感じたのも、故郷の年老いた母の様子を知らせる電話があった後だったからでしょう。
元気でも少し長生きしてください。
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