お便りいただきました。
ありがとうございました。
目下いそがしいので6月頃又詳しくお手紙だします。
お手紙はどんどんください。
奥様に宜しく
お元気で
5,4、27
「炎を洗う」「コーヒー野郎」の黒瀬さんの書籍を、母親が送ってくれた。
それで、黒瀬さんに便りをしたら、返事をいただいた。
平成5年のもう昔のことです。
その時は、本当に大忙しの時だったようです。
次に送っていただいたものは、青森県津軽郡の小学校の文集でした。
「中村久子先生の一生を聞いて」と題するもので、黒瀬さんが講演した時の感想を6年生の児童が書いておくったものでした。
平成4年10月17日に青森で「中村久子女史の生涯」の講演を依頼されてお話しになられました。
それを聞かれた先生が、ぜひに小、中学生にも聞かせたいものと尽力され、平成4年11月30日に、小学校の講堂に招いておこなわれました。
黒瀬氏は、平成4年に10月と11月続けて、青森に大阪から出かけて、中村久子女史の講演にでかけています。そして、小学校の生徒さんが、感想分をしたため、担任の先生がそれを郵送しました。
その感想文にいたく感激し、文集を作り残しています。
これが平成5年の1月31日。忙しいので6月ごろ又手紙するとあったのはこの作業の時だったようです。
文集の誕生について
巻頭言に、青森に2回行き、小学生の感想が、送られて来て、黒瀬さんの奥さんが読んでいくうちに、これほどまでに熱心に聞いてくださったのかと、非情に感心して、4回も読み返されたとあり、読み終えた時はもう夜が明けていたそうです。本人もこれほど感銘あたえたものなら、プリントしてのこすべきと小冊子にまとめたそうです。
文集の中の担任の女先生のお礼と、講演の情熱に圧倒され感激し、あの溢れるエネルギーはどこから来るものか、子供たちもびっくりしてたこと、心にしみて感激してたことと生徒の感想文がつらねてあります。
今東光の弟子であり、丁稚、炭鉱夫、職工、兵隊、闇商人、コーヒ業と豪胆な職歴で、18人の女性をお世話して、その方方の1人か2人の子供さんたち28人を大学まで卒業させ成人させた豪快な男が、心底、人間・中村久子に心酔された西海の快男児像が黒瀬昇二郎です。
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最終更新日
2020年05月21日 23時20分00秒
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