徒然”腐”日記

個人的感想の記事です

ネタバレ及び突っ込みがありますんでご注意ください




今回は「いろは丸事件」
海援隊が大洲藩から借用したいろは丸と
紀州藩の明光丸が衝突し、いろは丸が沈没
それに対する賠償問題のお話ですね

手に入れた船がすぐ沈没しちゃうとか～
龍馬ってば本当に運が無いっていうかね

ん～～～と・・・・・
まぁドラマとしては面白かったですね
それなりに緊張感もありましたし

ただまぁ・・・・・・・賛否両論あると思いますが
交渉の流れがあまりにも芝居がかってて、てんぽ～はちょっと・・・・・・

つか、明らかに紀州藩の面々が悪人面してるとか！
何だかこう・・・・・・・
明らかに紀州藩を悪者にしたいの？っていう雰囲気がね
違和感ばりばりでした




え～～～～～史実を追ってみると・・・ですね

紀州藩との交渉は２度にわたり
１回目はドラマにあったような責任追及と言うよりも
事実確認のみ

その際に紀州藩は明光丸が２度衝突してしまったことは認めており
（最近ではいろは丸の過失の方が大きかったのでは？という説もあるようですね）
２度目の交渉の折り、象二郎が加わり
海援隊ｖｓ紀州藩から土佐藩ｖｓ紀州藩にシフトしたわけですね

ドラマの中でのように英国の提督が姿を現すことなどはなく
象二郎が彼らから聞いた判例を参考に話し合い
紀州藩は、この時明光丸の過失を認め、賠償を承諾しています。

で、調停を頼んだのが薩摩の五代才助
海援隊は薩摩とのパイプもあるわけですから
もちろん海援隊に有利に事が運び
賠償金８万３千５百両の賠償金を得ることになったわけです

英国海軍の提督を呼び出しちゃうとか！！
なにやら突拍子もない演出を持ってきましたねぇ
ここまでやらかしちゃうとこう・・・・・・・
やりすぎっていうか・・・・・・
大仰すぎる演出で、折角の緊張感が冷めた笑いに変わってしまいました

ここは史実通り、象二郎に花を持たせてやりたかった
・・・・っていうか、日本人同士で駆け引きする場面を見たかったんですけど？

御三家に喧嘩を売るがじゃ！！なんて息まいてたのに
提督が偉そうに登場して「国際法はあぁだ、こうだ」なんて言い出したら
虎の威を借る狐・・・・・・みたいな？
交渉ではなく恫喝のように見える

御三家と対決すると言うのはここまでやらんと無理なんだ
ってぇ事にしたかったのか
それとも、龍馬には国際的な人脈があった的な演出を狙ってた
・・・・・・・・のかも知れませんが・・・意図がイマイチ分かりませんでした

龍馬が懐から出した「万国公法」にも海事の事は記載されてません
賠償金を計算するために使ったんだそうで・・・・・・・
やっぱり色々つっ込みどころがあるわ～～～～～～






三吉慎蔵に宛てた手紙はドラマ中でも登場しましたが
紀州藩との交渉の前に龍馬は確かに死を覚悟していたようですね

長崎に帰る途中、下関にも寄ってお龍にも会っていたようなんですが
ここではスルーですか・・・・・・・

刀を振る龍馬と銃を撃つお龍とをシンクロさせてますが・・・・
お龍にやたら銃を撃たせたがるのは何故（笑）
格好良いですけど
いずれは幕府と再び戦火を・・・っていう長州
弾薬一つたりとも無駄にはしたくなかったはずなんですが

賠償金は弥太郎が上乗せした事にしましたか・・・・・・・
積荷の明細を事実と変えて請求した事については言及なし？

実際の積み荷にはなかった銃火器を
龍馬が上乗せして請求しようとしたけど上手くいきそうにないので
じゃあってんで色々理由をつけて賠償額をはね上げたんじゃなかった？
あれか・・・・・・龍馬伝の龍馬は聖人君子だから
そういう”騙し”はしないって？

いやいや、紀州藩を非難する歌を流行らせた張本人（これは事実らしいですね）なら
そのくらいやっても構わないと思うけどね

無理矢理クリーンなイメージで描かれて来た龍馬よりも
口八丁手八丁な弥太郎の方が人間味があって面白い




交渉の結果、紀州藩の恨みを買い
命を狙われる龍馬

次回は「船中八策」
新撰組に命を狙われ
武力による倒幕を目指す薩摩も龍馬を煙たがり始め

龍馬暗殺まで後半年
そろそろ”龍馬を暗殺したのは一体誰だったのか”
容疑者を揃えるストーリー展開になってきてますね









お礼は１０種ランダム表示（既出イラストですが）






←ランキング参加中　クリックして下さると大変嬉しいです♪