思いっきり季節外れの話だけど
3話くらいの短期連載をちょっくらアップしようかと
先日アップした課外授業シリーズ「プロローグ」を書いてる間に漲ったネタ
タイトルは課外授業「桜の記憶」
はい、もう7月ですね
もーーー何故 今 桜のネタなんだよ!
ってセルフ突っ込みしたいところではありますが
漲った時に書かないと忘れちゃうからねw
日々、記憶とか色々零れ落ちそうになるんだから
うん、もう、そういうお年頃ってへ♪(←殴)
では、冒頭部分のみちょろっと
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はらはらと舞い踊る花弁。
春まだ浅い光を透かして地に降り積もるそれらは
芽吹きの時を迎えた下草の上にふんわりとかけられた
柔らかな毛布のよう。
ふいに巻き起こった風に舞い上がる花弁は
一瞬にして目の前の景色を花霞の中に隠していく。
その淡い薄紅の陰に
遠い日の記憶に眠っていた、小さな面影を見たような気がした。
課外授業
桜の記憶
1
「アスランさんっ!」
あぁ、シンだ。
背後からの声に、アスランは唇に笑みを浮かべる。
まだ、声は遠い。
急いで振り向くのも何となく惜しい気がして
彼は気づかないふりをした。
「アスランさんっ!」
スニーカーが石造りの道を蹴る音が近づいてくる。
続いて忙しない息遣い。
明らかに走っていると分かるそれらの音。
佇んでいる場所からそう遠くないと分かる
飛び石を駆け上がる音が聞こえて
アスランの笑みはますます深くなる。
「アスランさんってばっ!!」
少しばかり息が上がっているその声に
アスランは漸く後ろを振り向いた。
ってな出だしです
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