徒然”腐”日記

2020/05/21(木)20:08

イザアス連載の続き

アスラン 好きだぁぁぁぁ!!(106)

さーむーいーーーーーー! 昨日、今日と寒いですけど 皆さまお風邪など召しておられませんかぁ!? お気を付け下さいませね てんぽ~はいつものように元気ですけれども 何とかは風邪ひかないっていうしね んで 6話(下僕か保護者か)の続きです ↓ ↓ ↓ そこまで言ってからアスランは口を噤み、ゆっくりと二度三度瞬くと ぴたりと俺に視線を合わせた。 「バカげた考えは止せ。神官の戯言に惑わされるな。」 先ほどとは打って変わって冷え冷えとした声音が唇から紡ぎだされる。 「俺の心臓を捧げたとて、王がこの世で永遠になるとは限らん。」 まるで何かが宿り、その口を借りて言葉が零れ落ちていくような。 「元より永遠の命とはオシリス神がおわす楽園に復活を果たすこと。 この世の肉体には限りがあるのだ。誰もその理を曲げることは出来ぬ。」 「ふむ、なるほど。」 失われた皇子の心臓は、何かに捧げられたという事か。 王を永遠に生き永らえさせるために。 「して、神官は何と言っていたのだ。王の名は?」 俺は身を乗り出して問い質したのだが。 「・・・・・・・・・・・・。」 アスランは、恐らく問いに答えようとしたのだろう。 しかし、その口をぽかりと開いたまま固まった。 そして 「えーーーーーーーーーーっと。」 大きな瞳をぱしぱしと瞬かせて、へらりと笑った。 「なんだっけ?」 「なんだっけ、とは?」 「うん。忘れてしまった。」 それはそれは軽い口調で、アスランはそう言い放ったのだ。 「わ、忘れた・・・・・・・だとおっ?」 こんな大切だと思われることを、忘れただぁ? 「今の今までしっかりしていたくせに、なぜ、いきなり!」 「仕方ないだろう。頭の中が何やらぼやっとするんだ。」 うーん、と頭をコキコキと左右に動かし 「なんか、寝過ぎた気がするんだ。」とアスランはぼやく。 「俺はどのくらい眠っていたんだ?イザーク。」 「3500年ほど。」正直に答えてやると 「は?」と怒気を含んだ視線を寄越してきた。 まぁ、それはそうだろうな。 冗談はよせ、といったところか。 優に30秒ほどフリーズしたアスランは ゆっくりと息を吐き出して、やれやれと言いながら眉尻を下げた。 「そうか。お前の所為か。頭がぼんやりするのは。」 いや、3500年はスルーなのか? そこは突っ込んでこい! 「下僕なら、下僕らしくしっかり仕事をしないか、イザーク。」 「はぁ!?」 「大変な失態なんだぞ?俺は仕置きをするつもりはないが。 本来なら始末書書かされて、給料減らされるんだぞ。」 「いや、だから俺は下僕などでは」 「そうやって有耶無耶にするつもりか? 3500年などと途方もない冗談を言って。」 膨れっ面でそう続けるミノムシ皇子。 「何なんだ、こいつは。」 この態度。 腹立たしいったらないぞ。 「なぁおい、イザーク。」 「あの、ジュール先生。」 丸きり傍観者だったディアッカとシンがおずおずと口を出してきた。 「取り敢えず、布から出してやらねぇ?」 「このままって訳には・・・・。」 「そうだぞ、早く何とかしろ。おい、イザーク!」 くぅ・・・・・。 簀巻き状態のまま放置してやろうか。 「早くやらないか。イザーク。」 「俺は下僕じゃない。」 「なんだと?」 「もう一度言う。俺は下僕ではない。」 はい、今日はここまで 次回で終わります うん、短い話なんでね

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