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テーマ:狩猟ネタ(53)
カテゴリ:狩猟
銃砲店に遊びに行ったら、「明日、射撃クラブの大会だから遊びに来たら?熊鍋もあるし」とお誘いを頂いたので見学してきた。
射撃大会は、トラップとスキートの合計点数で競うようだ。猟銃等講習会でトラップをやっているのは見たことがある。クレーがなかなか割れずに飛びつづけるのを良く見たが、この射撃クラブはレベルが高い。パリンパリン割りまくっている。こうして見ていると、スポーツ射撃も面白そうだ。狙ったクレーがパーンと割れたら、さぞかし気持ちがいいだろう。しかし、私は鹿の焼肉とヒグマの熊鍋の方が気になる(笑)。 射撃大会のかたわらで、出番待ちの選手たちが焼肉や鍋の準備をしながら、狩りの話をしている。それを聞いているのが楽しい。その日鴨を4羽獲っていたのだが、もう一羽と思って撃ったら、最後に同時に2羽落としてしまって、狩猟法違反(鴨は1日5羽までらしい)をしてしまった話や、沢の上に小熊を見つけたら後ろでがさっと音がして、振り向いたら親ヒグマらしい熊が襲ってきて、間一髪仕留めた話などを聞くことができた。 この人たちにつけば、狩りの仕方、獲物の捌き方はいくらでも教えてもらえそうだ。 しかし、北海道はライダーだけでなく、ハンターにも憧れの地らしい。50歳,60歳のおっちゃんが、北海道に安く行くための方法を論じ合っているのも面白かった。やっぱり、大自然の中での狩りの方が気持ちがいいんだろうなぁ。あっちには民家があるから撃っちゃいかん、とか考えながらやるのは気疲れするだろうし。 クレー射撃と実際の猟の違いを聞いたら、やはり別物のようだ。クレー射撃は、クレーがどこから飛んでどこへ行くかはある程度決まっているが、動物はどう動く分からないという。猟をやる人に”クレー射撃はあまり意味がない”というが、そうなのかもしれない。 ところで、私はクレー射撃で一回撃つごとに意味もなく(と言っては言い過ぎかもしれないが)お金がちゃりんちゃりん消えていくことに抵抗を感じる。獲物を狙ってはずすならともかく。ま、私がけちなだけなんだけど。 そういう思いがあるので、”クレー射撃はあまり意味がない”と聞くと気が楽になる。でも、持とうと思っているのは散弾銃ではなく、エアライフルなんだけどね。 射撃クラブの若手の人たちが声を掛けてきてくれた。歳は私と同じくらい。一人の人はすごくうまいなーと思っていた人だ。「どれくらい練習に行くんですか?」と聞いたら、月に4回だそうで。それって毎週じゃん。やはり、うまい人は心がけが違うようだ。 でも、それだけの腕を持ちながら、狩りはしないのだそうだ。他の若手も皆狩りをしないという。「だって、かわいそうじゃない」。やっぱりそうなのか...。けれど、代わりに夜の町での狩りには熱心なようだ。結婚している人もいるってのに...。 射撃クラブの若手がこんなことでは、日本の狩猟の未来は暗いなぁ。 昼休みになり、お待ちかねの焼肉&鍋タイム。鹿肉は食べたことがあるが、熊肉は初めて。熊の肉は固いと聞いていたが、そんなことはない。強いて言えば牛肉に近い感じか?不思議に味のあるにくだ。おいしい。 焼肉のほうは、最初はたくさんの人が網を囲んでいてあまり近寄れなかった。私は大会参加者じゃないので、そう割り込むわけにもいかない。が、高齢者が次々と網を離れ、ついにいいポジションを得た。ゆったりと焼いてはいただく。こっちもおいしい。すると、隣りから肉がぽんぽん私の前に飛んでくる。「ほら、ここがうめーんだ」の声とともに。「いやー、おいしいですねぇ」と最初は言っていたが、肉があとからあとからやってくる。もう、鹿肉のわんこそば状態。さすがにおなかいっぱいになってきたので、隙を見て逃げる。いったい何グラム食べただろう? 来年もこの大会は開催されるそうだ。それまでに散弾銃を持つようになるかは分からないが、この射撃クラブに入会てまたお肉を食べに来たいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/01/30 09:08:10 PM
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