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テーマ:わが山の四季(470)
カテゴリ:アウトドア
用事があって実家に帰る。ついでに散歩。
もう作っていない畑に植えた桜を見に行く。この桜は、母が亡くなる直前、伊豆の河津町へ母と父と旅をしたときに買った河津桜だ。そんなわけで、私は母と慕っている。木は世代を超えて残るからよい。 買ったときは細かった桜だが、3年も経って幹もしっかりしてきた。もう、風に倒される心配をしなくとも良いだろう。伊豆ではもう咲いているそうだが、ここはまだまだ。でも、蕾がだいぶ膨らんできている。毎年ソメイヨシノと同じ頃に咲くが、今年は一足先に咲けるだろうか? その桜の近くには南高梅が何本か植えられている。父が南高梅を買ってきたと言っていたが、これか。まだ、私の腰ほどもない。でも、今にも咲きそうな白い蕾をつけている。今までは白加賀という品種の梅を作ってきたが、これからは南高梅にするそうだ。といっても、しばらく先のことになるが。 家に戻って、庭で父と話す。暮らしに根ざした父の植物の知識には舌を巻く。婿に来て、数十年のうちに身に付けたのだろう。母や祖父ならもっと知っていたと思うが、元気なときにこういう知識の大切さは分からなかった。なんでもなくなってから、その大切さに気付くのは人間の悪いところだ。 でも、私にはまだ父がいる。今年ももう少しで忙しくなる。父と働きながらひとつでも多く、その知識を受け継いで行こう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/02/21 11:14:25 PM
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