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「ファストフードが世界を食いつくす」という本を読んで以来、マクドナルドにはなるべく近寄らないようにしていた。
![]() この本には、子供に夢を与える一方で、自社のもうけのためにマクドナルドをはじめ、アメリカのファストフード業界がいかに汚いことをしているかが描かれている。 マクドナルド批判本は例外なくマクドナルドから訴訟を受けるそうだが、この本にはマクドナルドが訴えて勝てるポイントがないようで、マクドナルドから訴訟を受けていない。そのことがこの本が信頼できることを示している。 けれど、若き日々に刷り込まれたマクドナルドへのあこがれにはあらがい難く、ときどき無性にマクドナルドのハンバーガー、それもビッグマックが食べたくなる。 そして、その誘惑についに負け、マクドナルドに入ってしまった。 せっかく入ったのだから、毒を喰らわば皿まで。ビッグマックをオーダーした。いやー、懐かしい。これが昔よく食べたビッグマックだ。食べてると中のバンズとハンバーガーが後ろに飛び出しちゃって、よく手を汚したものだ。 ビッグマックをがぶっと。うー、まずい。まず過ぎる。むかし食べたビッグマックはこんなんじゃなかった。もっとソースがたっぷりあってジューシーだったはず。レタスもキャベツかと見まがうような固さ。なんじゃこれ? ハンバーガーが日本に入って来た頃より、私たちの口は確実に肥えている。だからビッグマックをまずいと感じるのかもしれない。でも、それだけじゃない。ま、この時代にこの値段だし。 いまマクドナルドでハンバーガーをおいしそうに食べる子供たちは、私が初めてビッグマックを食べたときと同じ味を食べているのだろうか?もし本当にまずくなっていたとしたら、こんな味が子供たちのマクドナルドのあこがれの味になってしまうのか...。 ちょっとかわいそうな気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/08/18 11:36:04 AM
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