カテゴリ:映画
古い名作を観たい衝動が強い今週。
この地味に地味なタイトルは名作に違いない!! なんとなく、選んでしまいました。 中国映画です ジブリアニメに出てきそうな風景が 架空としての絵ではなく、 現実にソコに存在し 風の色も 水のきらめきも 木々のざわめきも 光と影が織りなす一枚の絵のようなシーンも 父が子に伝えようとする人生の重みも 若き自分をそこに見る父子の旅も 赤い光で彩られた祭りも踊りも歌も 何もかもが 今、忘れられている 人としての営みを考えずにはいられませんでした。 映像も、 舞台も、 俳優も、 ストーリーも素晴らしくて すがすがしい映画でした *********** 山の郵便配達 (原題)那山 那人 那狗 (あの山、あの人、あの犬) 2001年4月7日公開 1999年中国金鶏賞(中国アカデミー賞)最優秀作品賞・最優秀主演男優賞を受賞したほか、4部門にノミネート。 同年モントリオール映画祭でも観客賞を受賞するなど、国内外で評価の高い中国映画。 父と息子、息子と母、妻と夫の関係をじっくりと描くことで、家族のあり方を問い掛ける。 「絆」というテーマが悠久たる中国の大自然の中に叙情豊かに綴られる。 現代の拝金主義が生み出した問題に一石を投じつつ、山村での生活や懐かしい夏祭りなどの描写も秀逸。 いつまでも胸に響く余韻が残る、感動の物語である。 (あらすじ)80年初頭、中国・湖南省西部の山間地帯。郵便配達を長い年月勤め上げた男は後継ぎとなる息子に仕事を引き継ぐため、自身の最後の仕事であり息子との始めて「旅」である2泊3日の過酷な道のりを行くことに。 重い郵便袋を背に、愛犬・次男坊と共に峻険な山道を辿り、いくつもの村を訪ねる。 通いなれた道筋はもちろんのこと、集配の手順、そして人と人の心を結ぶ唯一の手段である手紙を運ぶ責任の重さと仕事の誇りを、背中で教える父。 息子はいつも留守がちな父に対して心の隔たりを感じていたが、共に歩むこの「旅」の中で人々の信頼を一身に集める姿に接し、徐々に尊敬の念と仕事への責任感を深めていく。 そしていつもそばで父を支え、彼を優しく包んでくれた母の偉大さも…。 ![]() ■中国映画DVD■那山 那人 那狗(山の郵便配達)(DVD) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月15日 20時19分05秒
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事
|