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Jan 14, 2005
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カテゴリ:仕事 と 成長

多くの職場においては、派遣社員と正社員など、
異なった資格・立場の皆さんが、ともに働いている。

また そこでは、男性と女性、若者と壮年者という区別もあるだろうし、
正社員の中でも、経営職、管理職、一般社員など、
さまざまな人達が、入り乱れて仕事をしていることになる。

このような混沌とした状態を 移動手段に 例えてみると、
徒歩でのんびり歩く人、ミニバイクで軽快に走る人、
大型トラックで たくさんの荷物を運ぶ人、
それに、F1マシンの 最高速でとばす人などが、
一本の道路の上を、同時に走っているようなものだと思う。

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職場という空間においては、
普通は 出会うことが無いような人々が、
事業の推進という一つの目的のもとで集まり、
オフィスという狭さの中に、押し込められていることになる。

そのムリさ加減の故に、
時には、セクハラという問題が起こることもあるし、
逆に、一つの課題を協同で成し遂げた一体感という素晴らしいモノを、
職場の構成員が、互いに共有できることもある。

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自分がその職場に居続ける理由を考えてみると、
責任や強制力という 受動的な 動機付けのほかに、
自分の成長や、共に働ける喜びを分かち合えるという、
主体的・能動的な 動機付けを見いだすことができる。

そこでは、派遣社員であろうと、正社員であろうと、
動機の持ちようが異なるだけであって、
働くことに対して、何らかの 動機が必要なことには 違いない。

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人は、動機が無ければ、良い仕事を成し遂げることはできないし、
その仕事も、決して長続きはしないと思う。

そして、その動機を皆が持てるようになるためには、
職場の構成員そのものが、相互に、それを拡大してゆく意識が必要だ。

例えば、誰かのがんばりに対して、心から賞賛の気持ちを表現できたり、
一緒に成し遂げた成果を、共に分かち合うことができたり、
お互いに キャッチボールを繰り返すことで、
働く動機付けというボールを、徐々に磨き上げるような、そんな意識のことだ。

これは、言い換えれば、学習し続ける組織ということもできる。

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ビジネス本のコーナーに立ち寄ると、
組織論や、人材論、モチベーション理論など、
このような動機付けを持って、成長を続ける職場・組織というモノが、
たくさんの本の中で、議論されている。

それぞれの議論は、決して間違ってはいないし、
読んでみると、本当に参考になることが書いてある。


ただ、議論されている内容について、
どんな職場・どんな人材に対しても適用できるモノはあり得ない。

結局は、派遣社員であろうと、正社員であろうと、
職場で働く個々の仲間というものを 良く理解し、
それぞれの特性に合った形で、整合を図ることが、近道なのだと思う。

面接というのは、そういった整合が図れるかどうか、
あらかじめ、その人を良く理解して、予想する作業なのかもしれない。

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人の成長は 職場の成長 につながり、
職場の成長は、事業の成長 につながる。

職場で働いた結果、人が成長するという考え方は、
これとは、似て非なるモノだと思う。








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Last updated  Jan 15, 2005 02:55:45 AM
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