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テーマ:仕事しごとシゴト(23668)
カテゴリ:転職後の仕事
誰かと 仕事をするスタンスには、 性善説と 性悪説の、ふたつが あると思う。 --- 性悪説では、誤解を恐れずに言うと、 基本的には、相手のことを 信用しない。 「たぶん、やってくれているだろう...」などと、 保証のない期待を、誰かに かけることもない。 そのため、自分の期待通りに動いてもらおうと、 周囲との仕事では、ダンドリ上手として行動する。 結果的には、気の 利いた仕事ができるのだが、 その背景には、人に任せるリスクも、折り込み済みだ。 こうした仕事では、短期的には、抜けやミスも無く、 精度の高い、確かな結果を 出すことができる。 --- 反対に、性善説の仕事では、誰かに対して、 自律的に行動してくれることを、期待する。 うまくゆけば、一つの目標、一つの課題に対して、 周囲の仲間が、自然発生的に、仕事を分担できる。 そして、それらが 結果として 整合されると、 組織的な成果として、仕事が成功する訳だ。 性善説の仕事では、その仕事の経験が無い人でも、 仕事を任されることによって、成長してゆく。 そういった成長の意欲、動機を持っているハズとして、 仲間を信じられることが、性善説の土台となる。 そのような組織では、周囲の 仲間に目をやったり、 行動特性の相互理解が、うまく成り立っている。 --- 仕事が、性善説で 進むか、性悪説となるかは、 その企業・組織の、風土に依存している。 そして、企業風土が 育てた人材特性が、 仕事の中で、どの説が採用されるかを、決めている。 仕事における 性善説と 性悪説は、 どちらが 正しいと、決められるモノではない。 ただ、転職者など、両方の環境で 仕事をした人は、 その違いや、それぞれの 強み/弱みを知っている。 そして、それらを、シーンに応じて 使い分けて、 成果と成長という、競合する要素を 両立させている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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