2011/02/07(月)05:50
電話が掛かるまでの30秒
最近、自宅の固定電話から携帯電話に掛けると、
呼び出し音が鳴るまで、30秒くらい待たされる。
新しいインフラと古いインフラの混在がその理由だ。
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年末にネットのプロバイダーを新しく変えたところ、
標準装備の割安なIP電話が使えるようになった。
ほとんどの場合、IP電話の通話料が最安値なのだが、
他社の携帯電話に掛ける場合のみ、値段が逆転する。
そのため、電話帳に登録された携帯番号に掛ける場合は、
電話機の設定によって、IP電話を通さないようにしている。
電話機がモデムに対して発するIP電話の解除番号は「0000」。
ダイヤル回線のパルスだと、パルス10個×4回でかなりの時間。
これに番号通知の「186」、それに番号間のポーズを入れると、
ダイヤルのためのパルスを送り切るまで、20秒以上掛かっている。
これが、電話が掛かるまでの待ち時間が増えた理由だろう。
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今時のシステムなら、パルスの発生や検知も電子的に行っている。
IP電話対応のADSLモデムだって、パルスをしっかり検知できる。
ケチくさくダイヤル回線のままにしている我が家にも問題があるが、
プッシュ回線との付加価値の差が薄まった今、価格差の妥当性は?
新旧のインフラが混在すると、かえって不便になる例もあるのだと思った。