テンテンAIRLINE

バイバイ あかちゃん。。。

ずっと信じられなかった。
もしかしたこの先生の誤診かも??

以前通っていた神戸の産婦人科で
診察してもらおうか。。。すごく悩んだ。

結局、つわりがひどくバスも電車も車も乗るのが辛かったので
行けなかった。 tennsi01

仕事忙しいようだけど、手術の日は休みとってね。って
彼にお願いした。

ずっと側にいてほしい。って言ったら産婦人科にいるのは
居ずらいし、パチンコでも行って待ってるわ。
手術終わったら電話して。だって。。。

すごくむかついた。

私がどんなに悲しくて辛くて心細くて。
本当ならきっと自分の母親が着いていてくれ
励ましていてくれただろう。
なのに母親にも言えず、一人ぼっちで
唯一側にいて欲しいと思える彼はパチンコ行くなんて。。。
例え冗談にしろ、そんな事言ってほしくなかった。

きっと初めての子じゃないから、こんな風でいれるんだ。
これが、彼にとってはじめてのあかちゃんだったら
ずっと側にいてくれたんじゃないか?
彼にそう言いよったら

「初めての子じゃなくても、俺の子にはかわりはないやろ?!」

そう思うのなら、もっと私の気持ちを理解してほしい。
男の人ってこんなもの??

来週の月曜日に予約をいれました。 tennsi02


部屋は個室にするか大部屋にするか聞かれ、値段の事なども
考え大部屋をお願いしました。
だけど、よく考えると産婦人科で入院している人なんて
妊婦さんばっかり。
そんなところにいるのは、きっと耐えられないだろうから
個室にかえてもらいました。

日に日にお別れする日が近づいてきました。

だけど、出血があるわけでもなく、お腹が痛くなるわけでもない。
自覚症状全くナシ。全然信じられない。
つわりもあり、日に日にひどくなるほど。

つわりは「あかちゃんが元気でいる証拠」って言われてた。
だから頑張れた。
だけど、あかちゃんもう育ってないのにつわりがあり
そんな状態が耐えられなかった。

そこで急きょ金曜日に手術してもらう事に。
彼は泊まりの仕事がついていて、一緒に来てもらえないけど
もうそんな事より、早くラクになりたかった。

送り迎えしてもらわないといけなかったので
彼のお姉さんに無理言ってお願いして、付き添いはして
もらえなかったけど、送り迎えだけしてもらった。

朝いちばんに、内診室へ呼ばれ子宮をひろげる処置。。。
これが、また痛かった。。。

看護婦さんに「痛いのはこれぐらいで、手術は麻酔が効いてるから
気付いたらきっと病室だよ」って言われ、少しほっとした。

たぶん手術は昼ぐらいだから、ゆっくり休んでて。と言われ
個室へ。
病衣に着替え、休んでいるとバイタルチェックと個室の承諾書の書類をもって
看護婦さんがやってきた。

少し眠りたいのに、おなかが痛くて寝れない。。。

うとうと。。。とした時に、麻酔がよく効くように注射うっておきますね。って
注射された。ひさしぶりの筋肉注射。。

手術の前にトイレへ。
トイレの斜め前が新生児室。
家族の方や妊婦さんがうれしそうな顔して、あかちゃんを眺めてた。
その風景を横目で見ながらトイレへ行った。

いよいよ手術。
下着をとって手術室のベットへ横に。
足くびからひざまでのカバーを両足につけられ
静脈麻酔。
少しうとうとしてきた。。。
「痛い。痛い。痛い。。。。」
麻酔なんて全然効かない。
めちゃくちゃ痛くて、ずっと叫んでた。
看護婦さん2人に肩を押さえつけられ「この子すごい力やなー」って
話してる声が聞こえた。

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なんとか終わった。
看護婦さんにナプキン付きの下着をはかせてもらい、はいずりながら
ストレッチャーへ。

手術室から個室までの道のりもはっきり記憶がある。

痛い、痛い、痛い。。。。
まだ痛かった。
どうして悲しい思いもしているのに、痛い思いもしなきゃいけないの??

隣の分娩室では、かわいいあかちゃんの誕生をみんなが
楽しみに待っているというのに。。。
天と地ぐらい同じ建物なのに、違う空間だわ。

またうとうとした時にドアをノックする人が。。。
お姉さんが着てくれたのかな。。。それとも看護婦さん??

そこにはパジャマを来た空港の先輩。
私と予定日が1ヶ月しかかわらなくて、妊娠した時に1番に報告した人だった。
つわりがひどくて、入院されていたらしく、個室の名前に私の名前があったので
覗いてみたとの事。

大丈夫?心配そうに顔を覗き込んでくれた。

すごく寂しくて辛かったから、すごくすごくうれしかった。
30分ぐらいおしゃべりして、先輩は帰っていっちゃった。

またナースによばれ、内診。
「はい、いいですよ。もう帰っていいですよ」って。

私は夕方まで迎えにきてもらえないので夕方まで休ませてもらえるよう
お願いして、病室に。
だけど、一人でいればいるほど辛くて、ナースステーションでお礼を言って
ロビーで迎えにきてもらえるのを待ってた。
流産なので、保険が利くため思っていた以上に安かった。

お姉さんが迎えにきてくれた。
明るくふるまった。一生懸命普通に接した。

彼が帰ってきて、焼肉食べに連れて行ってくれた。
彼は何もふれてこない。
辛かったな。って抱きしめてほしかったのに。

野球を見ている彼に抱きついて泣いた。
ただ、ぎゅ。って抱きしめてほしかった。
なのに、何もしてくれなければ声もかけてくれない。
ただ野球みて、応援してる。。。

何考えてるの??
どう思ってるの?

彼と今まで一緒にいて一番許せなかった事。
もっと私の気持ちをわかってほしかった。

つわりもウソのようになくなり、家事を復帰。
一緒にお風呂にはいっていると彼が
「妊娠って本当に大変なんやな。ルリ-が元気になって
よかった」って。

病気じゃないんだから。
つわりだって辛かったけど、あかちゃんが元気なら頑張れた。
だから、そんなコトバ欲しくなかった。

家事からようやく解放されて、ホッとしたのか
流産してよかったって思っているのか?
何もかもマイナスに考えてしまう。

あれから3ヶ月。
気が狂う思いだった。


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