2006/08/31(木)23:53
日本ふるさと沈没 アンソロジー と、 映画「日本以外全部沈没」
放蕩駱駝さんに借りて読みました。ありがとね~。これはアンソロジーである。
各漫画家が自分のふるさとを沈没させると言うテーマで描いている。普段は漫画家の出身が何処かなんて考えたことも無かったが、お国柄と言うものはやっぱりにじみ出てくるものなんだなと思ってしまった。北海道はあくまでのんびりと、名古屋はやっぱり味噌が好き、京都は理屈っぽく、九州は熱か~!と言う具合。 私は基本的にアンソロジーは買わないのだが、この本はちょっと欲しくなってしまった。揃えてきたメンバーがすごいのだ。
吾妻ひでお、ひさうちみちお(!)、いしいひさいち、寺田克也、とり・みきなど。。。(まだまだいっぱいいらっしゃるが面倒なので省く。。。)
どうも私と同年代の人が編集したらしいラインナップになっている。
そうそう、以前から気になっていた鶴田謙二(上手いですねこの人)の作品も読むことが出来た。
個人的に面白かったのは鶴田謙二(これは日本沈没のパロディになってるらしい。実は日本沈没を読みも見もしていないのでらしいとしか言えないのだった。(苦笑))、寺田克也(桃太郎の銅像視点というのがいいな。幸福の王子みたいで。)、安永航一郎(イザナギノミコトを神降ろしする。ちゃんとオチがついてて良かった。)、ヒロモト森一(肥後もっこすたい!ばってん生きるとたい!)、とり・みき(相変わらず線が綺麗、なつかし~。「小松左京センセ~今昔」のコマでにやり)あと、京都の「第二琵琶湖を作るんや」ってのも笑った。そぉいうことばっかりゆうてると琵琶湖疏水に鮒寿司の水捨てたるど~。(滋賀県民)
それにしてもひさうちみちおだなんて、懐かしすぎて「ひえ~っ!」と叫んでしまったわ。よく見つけてきますな、こういう人。(;^_^A ところで、最近日本沈没の映画がリメイクされて好評上映中なのはご存知のとおりなのだが、今月の2日から「日本以外全部沈没」が公開されるそうな。ん~、読んだような読んでないような。。。日本以外全部が沈没しちゃって、諸外国の難民が日本めがけて押し寄せてもう大変なことになるというような話。原作はもちろん日本が誇るSF作家、筒井康隆だ。無茶苦茶気になる。こんなん公開して大丈夫なのかという心配もしつつ、ものすごく見たい!でも、上映館が今のところ全然近くにないのだ。東京はシネセゾン渋谷ってところで公開されるらしい。こういうときは都会が羨ましいなあ。公式ページ