久しぶりに音楽が聴きたいという状態になってます。
先日BSで徳永英明さんのライブがやってました。
特にファンというわけではなかったのですが、最近女性の曲をカバーされているということが話題になっていたので、録画をして見ました。
「雪の華」 とってもとっても良かったです。
こんなに素敵な曲だったのかとあらためて感動しました。
中島美嘉ちゃんが歌っていた頃は、曲のイメージだけしか印象になかったという感じで、歌詞をじっくりと聴いてませんでした。
今回あらためて歌詞を聴いてみると、ものすごく心を打たれるものがありました。
ライブといってもテレビなので、歌詞が画面の下の方に出ました。
知ってる曲のようでも、実は全然歌詞を味わってなかったんですね。
「こういう歌詞だったんだ…」という感じです。
言葉というのは、文字にするとまた違った味わいが出てくるものですね。
詩を本で読むのと似ているのかもしれません。
雪が降る様子を「雪の華」と表現していることが、まずとても素敵だなぁって思いました。
本当にそういう言葉があるのか、造語なのか、この際そんなことはどうだっていいと思えます。本当に素敵な表現です。
それから「雪の華が街を染める…」という言葉もとてもきれい。
本来白色は染められる色。どんな色にも負けてしまうはかない色。
その白が周りの景色を白く染めていく…。
力強く凛とした白。
あっという間に雪が降り積もって、色とりどりの街を白くしていくのでしょう。
その様子を窓の内側で大切な人と眺めている。
雨が降ったり、雪が降ったり、風が吹いていたり・・・。
こういう普通のことを味わうこと、そしてそれを大切な人と共有する、それって人生で一番贅沢なことだと思っています。
この歌詞を作った人は、本当にそういう思いを味わった人ではないでしょうか。
頭の中だけで作った感じがしないです。
本物の言葉は真実語となって、人の心を動かすのだと思います。
言葉にするとややこしい文章になるのですが、とにかく私は感動したのでありました。
テレビ画面の歌詞を見ながら、そんなふうに思っていたのでした。
徳永さんの声、私はとても好きだということがわかりました。
大きく響く声よりも、やさしくてふわっとした声、好きなんです。
流行りの曲に昔から興味がないので、徳永さんの曲が流行っていた時は特に何も思わなかったのですが、何故か今になって、とても好きな声だと気が付きました。
もっと彼のいろんな曲を聴いてみたいです。
ジャズやボサノバを聴いてみたいなぁ。
ってそんなことを思うのは私だけかな?? 徳永ファンの人にとっては邪道なんでしょうか??