ソレルとアボカドのドレッシングSorrel ソレル (ギシギシ、イタドリ)槍のような形をしたちいさなほうれん草のような葉っぱですが、とても酸っぱい味が特徴です。一部のマーケットには置いてありますので探してみてください。北米でも昔はさかんに栽培され、食べられたものだそうです。ヨーロッパではどこでもサラダやスープに欠かせない春の野菜です。 実は私はこれがイタドリ(スカンポ)だと思っていたのですが、辞書を見るとギシギシとあります。また、スイバというのもあるようです。いろいろ調べてみたのですが、それらの違いがあまりわかりません。どなたか知っている方があったら、お知らせください。 ただ、ソレルにはいろいろな種類があり、その名もまたいろいろだということも分かりました。ドック(dock)と呼ばれているものもあります。大きさもいろいろで、雑草のようにあちこちに生えており、葉が縮れているものや、つやのあるもの、ちいさくてカタバミにそっくりなものなどがあります。きっといつも目にしていても知らずにいるものがあることでしょう。雑草と思って抜いているものもあるでしょう。 マーケットではちいさな束で売られています。これは生でサラダに入れたり、ピッツァに載せたり、刻んで魚料理などにまぶしたりして食べるのが普通です。とても酸っぱいので、乳製品とあわせると少し和らぐでしょう。 煮るとすぐにどろどろに溶けて、ソースのようになります。そうなったものをビン詰めにしてあるものもあります。ヨーロッパ系デリなどで手に入ります。これはマヨネーズと混ぜたり、スープにしたり、と便利です。 ソレルとアボカドのドレッシング 油は入っていませんが、とてもクリーミー。魚料理や肉料理にマリネやソースとして使っても、サラダに使ってもよし、チリペッパーを加えたり、刻んだ野菜を加えてディップにしてもよし。春の味覚です。 【材料】 ソレル 約250g 完熟アボカド(やわらかくてこってりしたもの)1個 塩 小さじ1 エシャロットかグリーンオニオンの青いところ 4分の1カップ(大さじ4) バターミルクか無糖ヨーグルト 125ml (好みでパセリやチャイヴのみじん切り) 【作り方】 ソレルは茎を取り除いて洗う。カップ(240ml)にぎゅっとつめて3カップ分くらいあればよい。アボカドは剥いて種を取り除き、さいの目に刻み、フードプロセッサに入れる。塩を大さじ1の熱湯に溶かし、これに加える。 ソレルとエシャロットをざるに広げ、熱湯をかけてしんなりさせる。水分をかるくしぼり、アボカドに加え、バターミルクの半量を加えて「ピュレー」にする。好みでパセリなどを加えてもよい。 フードプロセッサを回したまま、上から残りのバターミルクを加える。 冷蔵庫で一時間か一晩冷やす。 |