ヤロウのクレンジング

　　Yarrow　　ヤロウ（西洋ノコギリソウ）
春から夏にかけて、白やクリーム色、時には鮮やかなピンクの花をつける多年草です。学名はachillea millefolium で、トロイ戦争で戦士たちの傷を癒すのに、アキレウスが使ったという伝説に基づいています。実際、生の葉には殺菌効果もあります。止血作用があり、虫刺されなどにも利用されるようです。カナダの先住民は蜂などに刺されたとき、ヤロウを噛んでつぶし、患部に貼るそうです。すると痛みが消え、痕も残らないとか。

ヤロウは菜園やプランターで簡単に栽培でき、茎を伸ばしてどんどん増えます。日当たりの良いところに植えてみてください。葉はノコギリソウの和名の元になった、こまかいぎざぎざの葉です。サラダに入れるといい香り。花も香りがよく、初夏から夏中咲き続けます。小さな花があつまって、一見母子草のような感じですが、一つ一つの花をよく見るとデイジーの仲間だということがわかります。

しかし、ヤロウは食品よりも外用によく使われます。全草を軽くたたいて湯を注ぎ、しばらく蒸らすようにして作った液は、肌荒れや洗顔用に。また、髪の地肌のかゆみ、脂性の地肌などにはこれをリンスとして使ってみてもいいでしょう。

ドライフラワーにするなら、花の盛りの時に。全草に発汗、解熱、降圧、利尿の薬効があり、下痢にも効きます。ハーブティーのようにして利用してみましょう。ポプリにもなります。

バターミルクとヤロウのフェイシャル・クレンザー

オイリーで顔色の悪い肌のクレンジングに。　

バターミルク　240ml
生のヤロウ（nettle イラクサと混ぜても）　55g

材料をなべに入れて弱火で20分間煮ます。火から降ろしたら蓋をして2時間蒸らします。
布で漉して、冷蔵庫に保管します。（早めに使い切りましょう）

栽培してみたい方はこちら

ハーブの種/イエローヤロウ
250円　

■内容量：０．１ｍｌ詰（約２００粒）入　　■草丈：　７０ｃｍ～１５０ｃｍ　　■発芽適温：　１５℃～２０℃　　■播種時期：　春３月～５月・秋９月～１０月頃（発芽適温を維持すれば、いつでも栽培できます。）　　■開花時期：　７月～９月頃　■利用部分：　葉、茎、花　　■収穫：　大きくなってから順序よく収穫します。新芽も利用できます。　■適した場所：　日当たりのよい、水はけのよい場所。　　■水やり：　表土が乾いたらたっぷり与える。