45才からのぐうたら生活

2013/01/11(金)15:10

薬酒作りは面白い

何でも実験室(41)

去年、ちょっと無理を言って、お願いしていた「莵絲子(としし)」が来ました。 今度の定休日に、取りに行きます。 これでやっと作りたかった「七宝酒」が仕込めるってもんですが、 よくよく考えると、この酒ってジジイ向けの酒なんだよね。 って事に、今、気づく。(--;) 主薬が「何首烏」って時点でもう既に、年寄り向けじゃんねぇ。 気づけよあたし。 動脈硬化、高血圧、心臓機能改善、便秘などなど、主に年を取ると出てくる症状を改善することが目的の酒って、あたしに全く当てはまらないんですけど。 ま、白髪が無くなるってところを落としどころにして、当帰と枸杞子も入ってるしぃ~、牛膝も入るからぁ~、女の子にもいいしぃ~、腰痛も改善できるしぃ~、と自分を納得させて仕込むことにしました。 あと「莵絲子」が使える酒って、精力増強とか、そんな感じの酒で、もう媚薬作ろうかな的な、いや、最終的には作ってみるけど。 そうだよね~、この手の薬酒ってさぁ、昔の皇帝とか偉い人が、長生きしてえっちもバンバンいこうと思って作らせるパターンが多くて、ほとんどがエロ目的かよ、バカじゃんって感じで、ほんと「長生き」と「エロ」は不滅だな。 その手の薬酒のレシピがゴロゴロしてるもんで、半分辟易しながら、「疲労回復」「無気力」「精神安定」とか言う言葉に惹かれて、拾ってきたもんで、はい、よくよく調べると、定年したジジイが、どうれ、もうひと頑張り、ちう時に、チビチビいく酒じゃんかさ。 うん、まあ作ってみるか。 確か、ハゲ治る酒ってのもあったな。(もう、どこにあるか分かんないけど) 薬用酒は、自分で簡単に作れる酒だ。 梅酒よりも簡単だと思う。 難しいのは、生薬を量り売りしてくれる薬局を見つける事が出来るか否か。 これは、かなりの気力と根性がいる。 市内中の漢方薬局に電話をかけまくらないといけないからだ。 今ある多くの薬局では、製薬メーカーの出している、500g入りの生薬しか売ってくれない。 しかも種類もあまり無い。 そんな細かいレベルで買いに来る人、ほとんどいないからかしら? だから、レシピを手に入れても、作ろうと思ったら、えらい金かかる。 20gしかいらないのに、500g買わないといけない。 簡単に言うと、110円で済むところを3,000円近くかかっちまうって事で。 それが、数種類必要だと、もう万単位。 私は昔、それを経験しているので、何年もやめててて、自分が更年期に差し掛かって、つらくなってきたから、また始めようと思ったワケで、偶然、隣町に量り売りしてくれる薬局を見つけられて、色々作れるようになったってワケです。 だから、興味のある人には、薬局の場所を教えてるし、私のわかる範囲でなら、アドバイスできますが、あくまで自己責任で作って飲む事。 生薬は、薬に属します。 だから自力で採取する以外では、薬局でしか手に入りません。 最初にやる事は、自分の体質をしっかり把握する事。 それには、陰陽五行を理解する事。 生薬の特性を理解する事。 自分は冷え性だと思っていても、実は違ったりするんですよ。 その冷えは、どこから来ているのかわかりますか? 血行不良だからですか? じゃあ何故、血行不良になったんでしょう? そうゆうの、ちゃんと理解しないと自分が分かりません。 病気じゃない、でもなんとなくおかしい。 テンション上がっておかしいのか、下がっておかしいのか。 さあ、判断できますか? 私は、上がっちゃっておかしくなるタイプです。 だから「補虚」、体にマイナスを入れます。 マイナスを入れないと、オーバーヒートします。 血を冷やして、水分を補い、血を回す。 そんな生薬が必要です。 さあ、それは何? って言う判断が出来ないと、全く正反対の結果になっちゃいます。 簡単に言うとですよ~。 酒なんか大嫌いなクセに、色々な、薬酒を作って実験するのが面白くて、 調べていくともう、時間が足りなくて足りなくて、覚えきれなくて。 自分なりに調べてまとめたり。 中国に行って10年くらい、学んできたいのが本音です。 師が欲しい。 独学、時間かかる、加えて頭も悪いので、覚えた事すぐ忘れる。^^; まずは、出ているレシピの内容を調べて、自分が飲んでも大丈夫か分かるようになる。 実際、作って飲んでみる。 よかったら、自分は正しかった。 おかしくなったら、自分は間違っていた。 これが独学というものです。 何にせよ、酒は時間がかかるもの。 作る→放置する→飲む→結果出る。 横着者には、もってこいの実験道具です。 先月仕込んだ、更年期向けの「五物活血酒」が、やっと今月下旬に飲めるようになります。 「熟地黄」と「紅花」を入れたので、私の体質とは、ちょっと違う気がしますが、飲んでみる事にしましょう。 お友達の皆さん、試飲は、もう少しお待ちください。  ご予約は、あんよの癒し「よじべえ」から!

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