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最近の関心事・思う事

最近の関心事・思う事

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2020.05.02
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あらすじ-第3部-の続き。
↓以下をクリックすると、登場人物紹介やあらすじの確認が出来ます↓
​​登場人物紹介​​
​-​​第1部​-​
​-​第2部​-
​-​第3部​-​​


-第4部-

3年後の1666年、アンジェリクとニコラが切り盛りする下町の食堂は大繁盛していた。
二コラが窃盗をしていた頃に暮らしていた、今もボスや仲間が暮らすネスルの塔に最近怪しいものが出入りしていた。

或る晩、窃盗団のタラオが、ボスからの言付けがあると言って食堂にやってきた。ある箱を持って。

その箱こそ、6年前ジョフレの無実を証明出来るはずだった著名入りの手紙と緑の毒薬の入った箱だった。
ボスが直前にすり換えたのだ。ショックを受けるアンジェリク。

ボスには恋人がいたが、その恋人が奉公先のペイラック家のジョフレの父親に子供をはらまされて亡くなった。生まれた子供はジョフレの母親に捨てられたが、その子供こそが二コラだという。ボスはペイラック家を恨んでいたので復讐したくて、二コラを窃盗団に引き入れ、ジョフレの無実を証明する箱の中身をすり替えたとのこと。
今後はネスルの塔には近づくなとボスの伝言を残してタラオは去っていった。

タラオの様子のおかしさに、ネスルの塔で何かが起こっている事に気付いた二コラ。アンジェリクが止めるのも聞かずに仲間を助けに向かう。

その頃ネスルの塔では・・

シュヴァリエ・ド・ロレーヌ侯爵の指揮により、ネスルの塔が銃士隊に襲撃されていた。

あの火刑の後、無実の伯爵を殺した罪悪感に苦しんでいた王弟殿下が母后と一緒に国王に事実を話した。
「国王がすることは全て正しい」。真実を聞いたところで今更後には引けない。しかし罪悪感から、コンデ公・王弟殿下・ロレーヌ侯爵らは温情で許す。

王弟殿下に無実の証明を迫り投獄されているペギラン・ド・ローザン侯爵も釈放、ペイラック家にはジョフレの腹違いの弟がいるとの情報を聞いた国王はその弟を探すよう言い渡した。
今回の件は、国王の身を脅かす存在になっていた財務長官二コラ・フーケの陰謀ということにしてフーケを逮捕。

王弟殿下と共に陰謀に加わっていたシュヴァリエ・ド・ロレーヌ侯爵は、ルイ14世の温情で罪は免れたものの、国王からの信頼を失っていた。王弟の手前、今までと変わらず接してもらっていたが、国王のプライベートの集まりには完全に外されていた。
宮廷での立場が危ういと感じていた侯爵は、ジョフレ・ド・ペイラック伯爵の弟を探そうとするが見つからない。
国王への取り敢えずの点数稼ぎのため、ネスルの塔を襲撃したのだ。

二コラは仲間を助けにネスルの塔に入ったが、ちょうどその時、塔の一部が崩れ、二コラをかばったボスが下敷きになる。
ボスは、ペイラック家への恨みからジョフレとニコラの人生をめちゃくちゃにしようとしたが、二コラに愛情が移りそれが出来なくなったことを告白して亡くなる。

ケガした情報屋のクロードは、助けに来た二コラにジョフレ・ド・ペイラックが生きているから気を付けろと忠告し亡くなった。

アンジェリクは二コラを追ってネスルの塔に入ってきていた。背中を刺されて倒れている二コラを見つけ、二コラを背負って出口に向かう。


何かが覚醒した

食堂の夫妻が窃盗団の仲間であることがバレて捕らえられそうになったが、二コラを助けたいアンジェリクの執念と気迫に恐れをなした銃士隊は手も足も出なかった。
その後ろを窃盗団仲間のタラオとポラック姉さんがついて行く。

二コラを助け出したものの銃士隊に顔を見られており、窃盗団の仲間と知られた以上食堂へは戻れない。しかし早く手当てをしないと二コラの命が危ない。

アンジェリクはフィリップ・ド・プレシ侯爵邸を訪ねる。
二コラが死にそうなので医者を呼んで手当てしてほしい、当面ここに置いてほしいと頼む。

彼らを追い出そうとしたフィリップに、あの陰謀の箱の存在をほのめかすアンジェリク。二コラを助けてくれたら箱のありかを教えると。
陰謀の手紙にはフィリップの母親の署名もある。陰謀の箱が無くなって以来、いつバレるかと苦しんでいたフィリップの母親は既に亡くなっていたが、国王の目に触れたらフィリップもただでは済まない。

好きなだけプレシ邸に居候させてもらえることになったアンジェリク達。二コラは一命を取り留める。

アンジェリクは約束通り箱の場所を教え、フィリップは書類を燃やし、毒薬を池深くに沈めた。

ある日、プレシ邸にロレーヌ侯爵が訪ねてくる。
国王は無実のジョフレ・ド・ペイラック伯爵を火刑にした責任を感じており、弟である二コラ・ド・ペイラックに、ジョフレから取り上げた称号・屋敷などを引き継がせたいので宮廷に来てほしいとのこと。

フィリップを連れて行けば宮廷での立場を取り戻せるので何が何でも宮廷に連れて行きたいロレーヌ侯爵だったが、二コラは彼がネスル塔の襲撃を指揮してたことを知っており、命に別状は無いとはいえ、自分で起き上がることも出来ない体になったため断る。

ジョフレを陥れた人物からのお願いにアンジェリクも断ろうとするが、「今の君には宮廷は似合わないから行かない方がいい」とフィリップに言われショックを受ける。

アンジェリクは鏡を見る。ジョフレが処刑されてから環境が大きく変わり、今日までの苦労が姿形に刻まれていた。
ジョフレと初めて宮廷に上がった時の美しく輝いていた頃を思い出し、その輝きの日々を取り戻したかった。それに大切な人達は権力が無かった為に無残に殺された。
2度と悔しい思いをしたくなかった。権力が欲しかった。二コラが動けない今、アンジェリクは1人で宮廷に出ることにする。

貧しいとはいえ由緒正しいサンセ男爵家で生まれたアンジェリク。名門ペイラックの伯爵と婚約し、宮廷に出たことだってある。
6年ぶりの宮廷とはいえどうにかなると思っていたが、優雅な暮らしから遠ざかっていた年月は想像以上に大きかった。

デザイナ-に依頼したドレスに身を包み、隙は無いと思っていたが、何年も食堂の洗い物をしてガサガサになった手に気が付かなかった。宮廷貴族にバカにされるアンジェリク。
フィリップが家に帰そうとしたが間に合わず、国王に握手を求められる。この手でするべきか判断が付かず、気を悪くした国王は帰るよう促す。
訳を話そうとするも宮廷貴族の意地悪でドレスを踏まれ、アンジェリクはその場に倒れた。

宮廷に返り咲くことは絶望的と思われたその時、1人の男が手を差し出し励ましてくれた。ペギラン・ド・ローザン侯爵だ。かつてのジョフレの友人。無実の罪を背負わされたジョフレを見捨てたはずの友人だった。

自分らしさを取り戻したアンジェリクは国王に、二コラに伯爵家を継がせてもらったことへの感謝、ジョフレの件は神が決めたことで陛下を恨むようなことは無いことを伝え、優雅にお辞儀をする。
国王は今後も宮廷行事に参加するようアンジェリクに伝える。先程までバカにしていた宮廷貴族たちも態度を豹変し彼女にチヤホヤする。

ペイラック家が所有していたパリの邸宅が返ってきたが、フィリップを脅迫した時に「好きなだけいればいい」と言っていた言葉を受けて、アンジェリク達はそのままプレシ邸に留まる。

宮廷に顔を出すようになったアンジェリクは王弟殿下に声をかけられた。
ジョフレの友人だったベルナールとセルバローは、ジョフレを救うため南部人を率いて軍を起こしていた。反乱は失敗し、2人は最近までバスティーユ牢獄にいたこと、ペギランも王弟殿下への抗議が強すぎてバスティーユ牢獄に入れられたことがあったことを知らされる。
かつての友人がジョフレを見捨てていなかったことに涙を流し彼らと和解するアンジェリク。二コラにも3人を紹介した。

アンジェリクが留守のある雪の晩、寝ている二コラの目の前にジョフレが現れる。夢か現実なのか混乱する二コラ。

翌朝、フォンテーヌブロー離宮の狩りに参加しようとしたアンジェリクは道に迷う。
すると、最近何人もの村人を殺した大きな灰色狼が目の前に現れる。助けを呼ぶアンジェリク。襲われそうになったその時フィリップが現れ、一瞬で狼を切り裂いた。

その時は狩猟長なので狼の居場所を突き止めるのは当たり前と言って彼女を突き放し、すぐに逃げなかったアンジェリクをひっぱたいたフィリップだったが、
ボーフォール公から、助けを呼ぶアンジェリクの声を聞いて真っ青になって助けに行ったと聞かされたアンジェリクは、フィリップの本心が分からず動揺する。

宮廷行事を抜け出して二コラを見舞った帰り、馬車の中でジョフレに似た男を見かける。馬車から降りた時にはその姿は無かった。気のせいだと思うアンジェリク。

再び二コラの前にジョフレが現れる。アンジェリクを取られたくない二コラは兄と思ったことは無い、アンジェリクは俺のものだと言って突き放す。その様子をポラック姉さんが見ていた。二コラを奪いたい彼女はアンジェリクにジョフレが生きていることを話す。

ジョフレが生きているのであれば二コラが話すはずだ。それに生きているのであればどうして自分に会いに来ないのか?信じられないアンジェリク。

アンジェリクがいない晩、二コラの世話をするポラック姉さんの前にカルメンシータが現れ、ポラックにある作戦を提案する。

渦、顔に縦線

ポラックはアンジェリクにジョフレを思わせる男から手紙を預かったといって渡す。手紙には会いたいとあり場所が記されていた。
書かれている場所に行くと、そこは屋敷だった。アンジェリクは中に入ると、屋敷の中から声が聞こえた。恐る恐る覗いてみると、そこにはカルメンシータがいて、ジョフレとの子供を抱いていた。庭へ出ると死んだはずのジョフレがいる。嬉しさに声をかけようとしたその時、カルメンシータに呼ばれたジョフレが彼女を「奥さん」と呼んだ。
ジョフレはカルメンシータと結婚して子供もいる。ショックを受けるアンジェリク。
呆然としながらプレシ邸に帰る。

その頃プレシ邸では・・
ポラックは、アンジェリクがジョフレから手紙をもらって喜んで会いに行ったと話す。
ジョフレが現れた時、アンジェリクは君と結婚しているから奪うこともしないし彼女にも会わないと言っていたのに!と怒りに震える二コラ。
浮気者のアンジェリクなんかほっときなさいよとポラックは二コラに抱きつく。その光景を目にしたアンジェリクは走って行ってしまう。

走っていくアンジェリクを見かけたフィリップは、様子がおかしかったので彼女に声をかけた。
絶望的になっていたアンジェリクはフィリップに抱きつく。皮肉を言ってもいつものように反応してこない。

気が付くと夜が明けていた。いつのまにか眠っていたようだ。ふと見るとフィリップの上で寝ていた。
昨晩、泣きながら抱きつくアンジェリクの姿を人目に触れないようにするため、別荘に連れて行ったのだ。昨晩はフィリップと寝たらしい。

動揺するアンジェリクだが、フィリップは動じていない。宮廷貴族は夫も妻も複数の恋人がいるのが当たり前だから。
結婚した相手以外の異性と関係を持つ宮廷貴族はおかしいと反発するアンジェリク。
その時フィリップは自身の生い立ちを話し始めた。

宮廷貴族は家の跡継ぎのためだけに愛なく子供を作る。貴族とはいえ、両親からほったらかしにされている子供には注意を払わない使用人たち。見かけこそ豪華な服を着ているが、寒くてもお腹が空いていても誰にも気にかけてもらえない。
自宅の館でパーティーがあると、見かけを良くしたい両親は思い出したように息子に豪華な衣装を与える。見かけの良いフィリップは宮廷貴族に紹介されチヤホヤされるが、中には必要以上に触ってくる貴族もいた。そんな環境で育ったのでそれが当たり前になっていた。人間的に少しおかしくなっているとしても不思議ではないと言う。

母親から、サンセの男爵は娘4人を農民と同じような生活習慣で育てており、食事も家族揃って食べると聞かされて驚いたこと、だから緑色の目のいとこはいつもあんなに生き生きと笑っているのかと思った事、そんな男爵一家を母親たちはバカにしていたが、自分はそうは思わなかったことを話す。

初めて自分のことを話してくれたフィリップに嫌われていなかったと喜ぶアンジェリク。
アンジェリクもジョフレが生きていると聞いて会いに行ったが、既に結婚していて子供がいることを知ってショックで逃げ帰ってきたことを話す。
フィリップは言葉少なかったが、元気が出る酒を進めてくれた。初めて笑った姿に、これがこの人なりの慰め方なんだと思うアンジェリク。

同じ頃、カルメンシータの館では・・

下働きが赤ん坊を引き取りに来る。ジョフレの子供ではなかった。
拷問のケガで瀕死の状態だったジョフレは、カルメンシータに結婚のサインを迫られていたが、
断ればジョフレと一緒に自分も死ぬという。スペインの別荘にいて、背後にはスペイン兵が見張っている。このまま断り続けることは不可能だ。
死ねばアンジェリクにも2度と会えなくなるとクレマンに諭されたジョフレはやむなくサインをした。

一方、二コラは歩く練習をしていた。突き放したような態度の二コラに嫌われたと思うポラック。
アンジェリクはプレシ邸に戻り、ジョフレから手紙が来て会いに行ったが、妻子がいると知ったこと、その後慰めてくれたフィリップと一夜を共にしたことを話す。
アンジェリクはしっかり捕まえておかないと取られてしまうと確信した二コラは、出来るだけ早く歩けるようになろうと決意。
アンジェリクのした事は許し、サンセに戻ることを提案。

アンジェリクは国王にサンセに戻る許しを得に行ったが断られる。
同じ頃宮廷では、ジョフレの友人ペギラン・ド・ローザン侯爵が、フィリップ・ド・プレシ侯爵に決闘を迫っていた。
アンジェリクがフィリップと一夜を過ごした翌早朝、別荘から2人が人目を忍ぶように出て来る所を偶然目撃したのだ。

湧き上がる嫉妬の感情

ジョフレの弟の妻を寝取った怒りもあるが、ペギラン自身がアンジェリクに本気になっていたための怒りが大きい。
2人は決闘をしたがフィリップがケガをして負けた。
周囲は元帥を負かしたと騒ぐが、ペギランは気付いていた。アンジェリクの名誉を守るためにわざと負けたことを。

国王の命令を無視して決闘した2人はバスティーユ牢獄に入れられことになった。

ペギランにわざと負けた事に同じく気付いていたボーフォール公爵から、フィリップはアンジェリクの事を愛していると指摘されてハッとする。

その頃、二コラに嫌われたと思ったポラックが川に飛び込んで自殺未遂をした。
一命を取り留めたポラックを、亡くなったクロードの友人で銃士隊のデグレが運んできた。
自殺しようと思う程二コラを必要としているポラックを見て、アンジェリクは1人で生きる決意をする。

二コラはあんなに何年も自分を支えてくれたのに、自分はあっちこっち気持ちがフラフラして気が付いたら二コラだけでなくポラック姉さんも苦しめていた。
きっとポラックの方が何倍も二コラを愛している。自分は身を引くべきだと。

その頃宮廷では・・

ルイ14世の耳にジョフレ・ド・ペイラックが生きているという情報が入る。
国王の胸に忘れていた怒りが蘇る。現在は海賊になっているジョフレを捕らえるよう命令。

アンジェリクはジョフレのいる館の前に来ていた。
妻子がいるのを知っても忘れられない。もう迷わない。地獄に落ちてもいいからジョフレに会いたかった。
2人は6年ぶりに再開を果たす。結婚はしたが、カルメンシータとの間に子供はいないことを知る。アンジェリクと子供を作ろうとしたが、
二コラのためにそれも諦めることも考えていた。しかしこうして再開し、アンジェリクの気持ちを聞いたことで、ジョフレも地獄を恐れずアンジェリクと生きる事を決意。

アンジェリクを秘密の家に連れて行く。そこでマルゴとクレマンに再開。クアシバもジョフレの船に乗っていることを知る。
カルメンシータに隠れて、古いしきたりや王様のいない新大陸へ行く準備を進めていたのだ。
準備のため、ジョフレとクレマンは出かけた。

その後アンジェリクを迎えに使者がやってきた。ジョフレから言付けで先に行って待っているとのこと。妙な予感がしたマルゴも一緒に付いて行く。

とある城に着いたアンジェリク達はある一室に監禁された。
カルメンシータはジョフレがアンジェリクと出ていく所を目撃しており、居場所を突き止めた後、護衛のスペイン兵を使ってアンジェリクを招き寄せたのだ。
アンジェリク達を奴隷としてハーレムに売るつもりでいた。
カルメンシータが現れる。ハーレムに売る前に復讐でアンジェリクの金髪を切る。

隙を見てロープを切って逃げ出すアンジェリク。
カルメンシータは気付いた。ハーレムに売った所で、ジョフレならきっと助けに行くだろう。この女が生きている限り。

カルメンシータはアンジェリクを刺し殺そうとしたが、もみ合っている内に、アンジェリクに刺されてしまう。
拷問・縛り首にするため、スペイン兵がアンジェリク捕らえたところを助けに来たジョフレ達に救われる。

ジョフレは、スペイン兵士が休戦中のフランス国内で密輸の海賊仲間として捕まったら国際問題になると脅し、
カルメンシータは夫である海賊レスカトールがこの城に呼び出して殺したことにさせた。
スペイン兵を追い出し、マルゴやクレマン達は先に帰らせる。

残ったアンジェリクとジョフレがカルメンシータをこのままにしておけないと思った矢先、死に絶え絶えのカルメンシータがやってきてジョフレを見つけるとその場で倒れて亡くなった。

2人は彼女の死を悲しむ。

新大陸へ行く準備はまだ途中だ。ジョフレはアンジェリクに2年経ったら迎えに行くと約束した。
海賊を捕らえに来たフランス兵に、スペインの姫君とフランスの伯爵夫人を誘拐して中にいる事、スペインの姫君は訳あって自分が殺したことを告げて逃げる。

アンジェリクは二コラのいるプレシ邸に返された。
ジョフレの所に行ったと分かった二コラは、ジョフレに渡すくらいなら・・と、アンジェリクの首を絞めて殺そうとする。
しかし幼馴染で愛するアンジェリクを殺すことは出来なかった。2年経ったら好きにジョフレに会いに行けばいい、自分はサンセに戻り元の幼馴染に戻るよう努めるので、離婚はその時でいいかと話す。

二コラの固い決意に頷くアンジェリク。


その頃宮廷では・・

ルイ14世は、ボーフォール公爵に、アンジェリクはフィリップ・ド・プレシ侯爵と結婚させると話し、バスティーユ牢獄から釈放されたばかりのフィリップを呼び出しその事を伝えた。
アンジェリクは現在二コラと結婚しているが、国王の権力で二コラとの結婚は無効にし、その代わり二コラにはサンセの屋敷を与えることを伝えた。

国王の狙いは・・

アンリ4世時代の歌「♪侯爵そなたは運がよい あんな美人を妻にして そなたの誠を示したくば 今 彼女をば余にゆずれ♪」

フィリップから結婚のことを聞かされ、2年後ジョフレについて行くことを決意していたアンジェリクはフィリップとケンカをする。
断れば国王は、二コラをジョフレと同じ目にあわす可能性がある。二コラの助言もあり、2年間は大人しくした方が得策と考えたアンジェリクはフィリップと結婚した。


国王はアンジェリクの手を握ったりと好意を示し始める。アンジェリクはフィリップに訴えるも「それがどうした」と取り合わない。
アンジェリクの元へ戻らずそのまま戦場へ行ってしまう。

2年後に向けて準備を進める間、何通もフィリップに手紙を書くが1行も返事が来ない。
悔しくなったアンジェリクは15通目の手紙に「死ぬ程の大怪我をした」と嘘を付く。

しばらくたった大雨の晩、突然フィリップが戻ってきた。足が血だらけだ。驚くアンジェリクに「最後の手紙に死ぬ程の大怪我をしたと書いてあったら戻ってきた」とのこと。
嘘だったことを告げると、そうとも知らず4日も不眠不休で馬を飛ばしてきた私は間抜けではないかと怒るフィリップ。その時、これが恋なんだと知り呆然とする。

アンジェリクは自分のために4日も不眠不休で駆けつけてくれたフィリップに嬉しくなる。

-​第5部​-に続く・・←第5部の所をクリックするとリンクに飛べます。






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Last updated  2020.06.07 08:49:49
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