カテゴリ:購入パーツ
旧ブログからの移植(2011・1・19)
今回は「TNI製」のセラミックB.B. 定価は12,600円。(実際の購入単価はもっと安い。) ベアリング等級は”G3”。 球の材質は窒化珪素(Si3N4)。 「CERAMIC」の文字が主張。 クランク軸を受ける部分はシールドも兼ねたL型の樹脂フランジ。シマノと同じ設計のようだ。 ベアリングの内輪で直にクランク軸を受けるタイプだと、同軸度公差が厳しいので、よくB.B.ハンガーをフェイスカット処理しないと、クランクがうまく入らないが、今回のTNIセラミックB.B.は、シマノのように樹脂で受けるので、フェイスカットしなくても、樹脂が柔軟に同軸度公差を吸収してしまうから、クランクが入れやすい。 ↓ シマノ製の一番安い”B.B.レンチ”とセラミックB.B.の噛み合い具合。 ピッチはドンピシャ。でもバックラッシ(ガタ)はヒドイ。 これじゃぁ、確かに、締め付けた途端にB.B.カップをなめるわナ。 なんとかせにゃ。 ↓ 急場しのぎに、サランラップを巻いてみる。 これでキズが付かなきゃラッキー。 ↓ セラミックB.B.取り付け完了! B.B.カップにそれほどキズは入らず。(ふー。よかったー。) ちなみに、チェーンを張る前にクランクを手回しすると、「スゲーよく回る」。 そんでチェーンを張ったあと、もう一度クランクを手回しすると、以前よりも明らかにクランクの回り方が「軽快」だ。 取り付けたセラミックB.B.の性能を確かめるため、今朝も夜明け前から”激坂ヒルクライム(※)通勤”でインプレだ! (※)・・・会社の場所が山の頂上にあるので、必然的に通勤中はずっ~と登りなのだ。 下り坂や平地での重たいギアで、ケイデンスが80rpm未満だと、セラミックB.B.の良さは正直わからなかった。 でも、登り坂で軽いギア(フロント34T-リア21T以上)のとき、ケイデンスが80~85rpm以上になると、「足が以前よりも軽くなった」ことを実感。 足が軽くなた分、急激に心拍が上がってしまい(モニター付いてないので数値は知らんが!)、あわててギヤを1段~2段アップ。 上がった息を抑えるために、キツイ登り坂でシフトアップしなきゃならんとは・・・・・いい意味で「思いもよらぬ”大誤算”」。 せっかく11-28Tのスプロケをこの前付けたばかりなのに、28Tの出番が無いじゃん・・・。 でも、「あと1枚ギヤが残っている」状態をキープできるということは、精神衛生上、良いことだ。 そしてなによりも、登坂時間の短縮に結果的には貢献できたので、もうちょっと遅く自宅を出発できるゾ! ある程度の登坂勾配(たぶん10%以上の勾配)と、高ケイデンスのときに、セラミックB.B.の性能が発揮されるようだ。 これは単純にベアリングがセラミック化したことで、内部グリスの絶対量が激減したことによる、「グリース攪拌抵抗の低減」およびそれによる「軸受トルクの低減」によるもの。 従来の鋼製ベアリングの"磨耗低減"”腐食防止"に必要なグリスが、セラミック化したことで不要になったおかげ。 ま、総合すると、ある程度の急勾配と高ケイデンス以上でその性能を体感することが出来たので、「ヒルクライムレースに向いているパーツ」と言われるゆえんは、このことだったのか・・・と改めて思い知った。 「ブルベ」などの超長距離に対しては、足が疲れないので、疲労度の改善には良いパーツだろうと推察する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.03.11 05:07:06
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