2014/03/20(木)18:29
楕円化する前にやるべきことが・・・
最近、近場のランドヌールたちのあいだで”チェーンリングの楕円化”が流行っている。
ワタシもやってみたい(ヨダレ)。
しかしそのまえに・・・。
(2年前に楕円クランクを試そうかと一時期悩んだが、結局買いそびれて今日まで175mm真円のままでズルズルと。)
・・・以下、「シロウト発想」のお話。
あくまでもワタシの永遠のテーマとなりつつある「ポジショニング」のお話w。
<序>
5年前、くるくる回せてた170mmクランク(新車購入時標準長さ)を、175mmに変えたら、短距離&坂登が途端に強くなった。
これは単純にテコの原理によるもの。
支点から力点が遠のけば、おのずと作用点に掛かる力(つまりトルク)が増すのは当たり前。
スプリンターのように爆発的な筋力に自信があるひとなら、クランクの長尺化はたいへん有効な武器になり得るわけだ。
だけど、ブルベのような超長距離では、こんなに長いクランクはダメダメなのである・・・。
毎回死にそうなほど苦しいし、なんといっても結果的にタイムが遅い(ハンドルネーム通り!)。
クランク角度1時~4時までは太ももの前側の筋肉だけでガツン!と思いっきり踏めても、それ以外の角度では他の筋肉がうまく働かず、これまで引き脚をちゃんと使った記憶がほとんどないw。
そこで、
「長距離走るならクランクは短いほうが疲れにくいよ」
ということを最近よく耳にするがホントなんすかー?
<破>
で、これまで5年間ずっと175mmだったクランクをやめて、いっそのこと、165mmに変更することを決意(つい先日)。
この「半径10mmの差」って、ブルベにどう影響するのだろうか?・・・モノを発注したあとだが、ちょっと考えてみた。(あとなのかよッ!)
仮にブルベで同じ回転数でずっと回しつづけたとして、クランク長さが10mm短くなると、クランク1回転に要する脚の”運動時間”は同じでも、”移動距離”では、
<175mmクランクの場合>
「175mm×2×円周率π≒1099mm」
<165mmクランクの場合>
「165mm×2×円周率π≒1036mm」
となり、クランク1回転に要する脚の”移動距離”の差は、1099mm-1036mm=63mmとなる。
”運動時間”は双方のクランクは同じなのだから、これを1分間あたりに直すと(仮にブルベで平均70rpmだとすると)、
「63mm×70rpm=4410mm」
の差となる。
ということは、175mmクランクの場合、165mmクランクよりも、相対的に約6%多く脚を運動させないと、同じ運動時間(タイム)が出せないということになる。
つまり距離×時間=”運動量”で見た場合、約6%(=63mm÷1036mm×100%)もロスしていたことになる。
<急>
この「運動量≒6%の差」というのは案外バカにならないんじゃないの?・・・特にブルベのような超長距離だったら。
もしも「200k」ならば、175mmクランクの場合「212km相当」を走ってたというわけだ。
「 300k→ 318km相当」、
「 400k→ 424km相当」、
「 600k→ 636km相当」、
「1000k→1060km相当」、
「1200k→1273km相当」
・・・っちゅうことだ。
お、おそろしいぃぃぃ~!!!道理で、いつも制限時間内に完走させることが困難だったわけだ。
でも、運動量が6%多いということは、そのぶん「ダイエット」には効果絶大なんですけどね♪(なんのこっちゃ)