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メーカーが「ダメ!」って言ったから、素直に言うことを聞くのが正しいのか?
それとも、メーカーを無視してでも、おのれの理想を訴求するのか? どちらも正しい判断です。 しかし、天邪鬼なワタシには、「なにがダメでなにがヨシなのか?」がさっぱりわからない・・・そう、FDとシフトレバーとの関係です。 ブルべをやっていると、チームのようなトレイン走行をほとんどしないので、ズバリ、単独走という場面がほとんど。 したがって、下ハンを握って少しでも空気抵抗を減らす姿勢時間が多いのは確か。 するってぇと、下ハン握ったまま、シフトダウン操作ができる唯一のレバーはSRAMのダブルタップしかないので、ワタシはずっとSRAM愛用者。 そのSRAM愛用者が、SRAMのFDよりシマノのFDを使いたい場合、10速なら105一択なんだが、その105が先日の「1000kブルべ」では破損した。 そこで耐久性能においては最高だと言われるDURAの7900に変更したのだが、プレートのスイング量がワイヤー引き量に対して少なすぎるので、フロントアウター時にリアのトップ側3段が使えない。 正確にいうと、トップ側3段にしたとき、FDのガイドプレートとガチに擦れしてしまい、パワーロスするほどのチェーン抵抗が発生する。 DURAのFD-7900にしてしまうと、SRAMレバーの場合、せっかくの20段変速が、17段変速にしかならないということだ。 これでは「いかん!」 本末転倒である。 そこで、天邪鬼お得意の「メーカー無視」作戦。 べつにメーカー保証なんて期待しないし、だれかに迷惑かけるわけでもない。 だってこれも「自己責任」ですからw。 ↓ メーカーの取説どおりにワイヤリングした場合。 固定ネジの外側を回り込む形でワイヤーを這わせている。 これだと、レバーの引きが軽い反面、ワイヤーの引き量に対してスイング量が足りず、プレートがアウター制限いっぱいまで届かない。 つまり、チェーンがアウターのときにプレートにガツガツ当たって、トップ側3段がぜんぜん使えない。 ↓ 固定ネジの下側からまっすぐワイヤーを通す。 こうすることで、ワイヤーの引き量はまったく同じなのに、スイング量が大幅にアップw。 これで、アウター×トップ、インナー×ローの全域、20段変速がすべて可能になった。 要するに、FDプレートがスイングする「支点」と、ワイヤー固定されている「力点」との距離を詰めてやれば、スイングするプレートの「作用点」が大きくなるというわけですよ。 小学校の理科で習った「てこの原理」っちゅうことですw。 反面、DURA本来のレバーの引きの「軽さ」は殺されますが、それでもバネレートが105より最適なのか、以前の105よりも引きは「軽い」です。 しかし、これがFD―9000になっちゃうと、SRAMでも引けるかなー? 考え方は「てこの原理」なんで、一緒のはずなんですがね(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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