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カテゴリ:【入居後】外構
今日の話し合いには、外構業者関係の建築士さんが来た。
我が家が建築基準法を持ち出していたので、専門家として話をしてきて欲しいと依頼されたそうだ。私達にしても、もうあの話の一向に通じない業者の社長との話し合いをしても意味がないと思っていたので、渡りに船。 夫が作成した資料と我が家の塀の根入れの図面を見せながら説明し、建築士さんの見解を聞いた。 「このブロック塀は確かに基準を満たしていない。だが倒れるかどうかと聞かれれば、私の経験値から倒れないであろうと思う。」 とのことだった。 我が家の言い分としては 1)「建築基準を満たしていない物を作ったということをきっちり認めて欲しい。(社長は全く認めようとしなかった)」 2)「建築基準を満たしていない物をこのまま引き渡されても困る。(誤差という程度では全くないので)」 3)「ところどころ補強したとはいえ、それで構造計算上安全なのか数字を出して欲しい。(大丈夫という言葉だけでは信用できない)」 4)「他に補強する方法を提案して欲しい。(プロなんだから)」 というところ。(塀の基礎については・・です) 1)は、何をどう説明しても社長は認めてくれなかった。認めて真摯に対処する姿勢が全くないことが問題だった。前回の補強もうちがうるさいからやった、というだけのことで、自分達が基準を満たしていないものを作ったからそれを認めて対処したわけではなかった。 しかし今日、建築士さんが「確かに基準を満たしていないです」と認めてくれた。 2)については補強をする、そしてその補強が構造計算上安全であると確認されれば良い、だから数字を出してもらいたいと言ってきた。・・・(3)につながる。 3)この数字を出すということについては、実際問題無理なんだそうだ。データがないということらしい。建築士さんもこればかりは「経験値」で話すしかないそうだが、倒れないと判断したその理由を説明してくれた。社長はそこが全然なく「大丈夫。今まで倒れてないから云々」で終わらせてしまっていた。 4)しかし現実には基準を満たしていないことでお客様が不安に思っているのであれば、きちんとした補強をするべきである。建築士さんの提案は危険部位に控え壁をつけるということだった。 (他に基礎の上に土を盛り花壇を作る、基礎の上の砂利を増量するなど。この辺は構造上強度を取ることにはならないが、倒壊防止の重しとして多少の作用はあるだろうとのこと) 補強案を提示してもらったので、どのような補強案を選ぶかはうち次第。 しばらく時間をもらって検討することになった。 この建築士さんは、業者関係とはいえお客さんの立場に立って問題を解決したい、との考えで話を聞いてくれたので、具体的で建設的な話し合いになったと思う。 もともと大手HMの建築士で、下請けとしてこの外構業者を使っていた人だそうで、20数年前に外構工事のノウハウをこの業者に指導していたそうだ。 最近になってまた頼まれて手伝うことになったらしい。 今日もいきなり「やれって言うから補強でコンクリを入れたのに、まだ文句を言ってるから専門家として話をしてきてくれ」と頼まれて、どういう経緯かを全く知らずに来たそうだ。 (社長だってブロック塀診断士で専門家なんじゃないの?基礎の基準を知らないってありえるの??) 前回補強のつもりで基礎部分にコンクリを乗せたことも、構造上意味のなかったことで、そのことについても社長に「プロとして恥ずかしいことだ」と怒ったそうだ。 そしてここまでこじれたということは、基礎のことだけではなくほかにも何らかの原因があったのではないか、そこをちゃんと知らなくてはいけないと思って来たとのことだったので、うちも最初から今までにあったことをみんなお話しした。 お願いしたとおりにしてもらえない工事であったこと、打ち合わせと変更になった部分もみんな事後承諾で諦め続けてきたこと、忠告したことを何度も無視されてきたこと、補修補修でどんどん汚くなっていくこと、トラブルで何度も会社を遅刻したり休まなくてはいけなくなったこと、ご近所にまで迷惑をかけたこと、それらのことでものすごいストレスを感じていること・・・。 そしてこれだけのトラブルになっているのにも関わらず、一切悪いと思っておらず、すみませんの一言もないこと。 建築士さんはそういう話を聞いた上で、私からお詫びします、と頭を下げてくれた。 悪いのはこの人じゃないのにね・・・。 基本的にあの社長さんは“わからない人”らしい。わかってないんだそうだ。 うちがなぜこんなに怒っているのかもぜんぜんわかってないらしい。 だから夫があれだけ怒った後、謝罪に来もしない、自分から連絡もしないのは、なんでだかわかってないからで、顔が出せないみたい。 でもそれって社長として、商売人としてどうなのよ?と思うんだけど・・・。 客を怒らせたことについては、きちんと謝罪があるべきでしょ・・普通・・・。 で、なぜかジョリパットもカタログを握らされて話をしてきて、と言われてきたそうなので、ジョリパットのことについても相談に乗ってもらった。 建築士であるので、ジョリパットについては専門ではないけれど施工の経験などはあるそうなので、話をして見てもらった。 2度目の塗装業者の腕は「・・・・」なレベルだそうだ。 業者選定をする目がない、と言っていた。 うちではジョリパットのメーカーに電話して、補修の方法などを問い合わせていたので、コテ塗りでできるのではないかと言っている。 建築士さんはコテ塗りが実際にできるかどうかは腕のよい業者に相談してみて、とにかく一番キレイにできる方法を模索します、とのことだった。 今日の3時間以上に及ぶ話し合いで、最悪の方向に転がっていっていた外構工事も少しは違う方向に進みだすことができそうな気がする。 やっとこちらの意を理解して善処しようとしてくれる人が出てきてくれたことで、もしかしたら何とかなるかもしれないと希望が持てた。 どういう結果になっても、これで駄目だったらもう撤去してもらう。そう腹をくくるしかないと思う。 自分ではそういうつもりはなかったのだけど、建築士さんが 「最初から奥さんはずっと不機嫌な顔をしてて、私のことを社長と同じくらい信用ならないって思ってるんだな・・・って感じてたんですけど、最後は笑顔で話してくれて安心しました。」 と言っていた。 いや、めちゃくちゃ寒くて。(^^;;; というか普通これだけいろいろやられたら笑えませんて・・。でも建築士さんが話をとことん聞いてくれて誠意を持って善処してくれそうだからね、笑えたのですよ・・・。 それにね・・・ この話し合いの最中、我が家の担当Eホームの営業Oさんが車で通りかかったから~~!! どんよりした話し合いの中で、ニコニコ笑顔のOさんの顔が一服の清涼剤でした!! もう癒されちゃいました!!!(爆) 1年点検お待ちしてますからね~~~!!! ということで、長々と本当に失礼しました。 また頑張ります。m(__)m 追加・・・建築士さんが最後に言った言葉 「私が社長だったら全部壊して作りなおしします。 でも私が現場監理をしていたら、最初からこんな工事はさせなかったです。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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