このクリマは歴史的には特級格とされていて、実際往年のLafonやCoche-Dury(これは私の好みではないが)、女史等確かに特級に相応しいワインを作っているが、同時に沢山の作り手がいてmediocreな出来のワインも多い。四半世紀以上に亘る私のワイン歴史では常にMeursault3番手を探していたが、敢えて名は挙げないが、どうもこのMeursaultの至高のクリマの出来を見ると今一つ決め手に欠けるように思う。勿論、Pierre Moreyだろうが、彼はMeursaultの作り手というよりはCdBを手広く手がけるオールラウンダーというところか。
さて、この作り手のPerriereだが、私的にはかなり好きだ。決して華やかではなく地味だが、果実は淡くミネラルも十分で、奥行きが有る。そしてアフターが綺麗に切れるため、飲んでいて疲れない。Pierre Moreyのワインとはまだ差がありが、他の作り手よりは格段に好感が持てる。過去には結構ムラがあり、あまり注目されなかったが、代が変わって安定してきているように思う。 特に村名(スクリューキャップ!)、レジョナル、アリゴテなら出来も良く普段飲みとしては十分過ぎる。
このクリマ、ある意味でMontrachet同様かな、なんて考え始めている。駄悶と同様、駄ペリの多いこと!