Terroir

2018/04/06(金)13:39

Champagne Rose Brut NV (Thienot)

Degustation(512)

これだけブルゴーニュの値段が高騰してしまうと普段飲みには相対的にシャンパーニュはお買い得だなと思えてくる。確かにメゾンの下のクラスはあまりマチエールが無く、レジョナルブランと余り変わらないし、メゾンの上級クラスならそれなりに値は張ってしまう。個人的に今良いなと思っているのが小さなメゾン、ネゴス(NM)、普通のRMの安ロゼ。 勿論、メゾンでもChristalやDon Perignonのような上級キュベは高いし、SelosseやPrevost等超有名RMのロゼはプレミアム価格となっている。まあ、メゾンの上級キュベロゼはそれなりに美味しいのは認めるが、有名RMのロゼはどうも 商業的な意図が見えてしまって飲む前から興ざめしてしまうし、実際飲んでみてあまり感動は無い。まあ、この辺を好きだというのはエチケット飲みの自証だろうが。 このワインは極小さいNMのロゼ。NVということもあって値段は安い(日本だとそこそこ高いかもしれないが)。香りは淡いが白果実に苺、フランボワーズのような加わり上品で柔らかい。味わいもシンプルだがそれなりにマチエールが有り、軽快。若干のドザージュは有るが、少量の赤ワインの成分に溶け込んでいるせいかストレートに来ず私のようなドザに敏感な人でも十分許容範囲だ。ワイン会のような品評会にはちょっと物足りないだろうが、プチ贅沢をして大人の会話を楽しむ小道具としては最適だ。 前にも書いたがシャンパーニュロゼにはアッサンブラージュの他に二通り作り方が有りそれぞれかなり性格が違う。そのうちの一つがセニエだがこれを飲んで怒りの一つも久しぶりに飲んでみたくなった。まあ、中々無いんだけど。

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