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カテゴリ:ダイエット
早稲田大学大学院で運動生理学を学び、「ダイエットコーチ計太」としてYouTubeでも活躍するパーソナルトレーナー・計太さんが、科学的根拠に基づいたダイエットの方法や役立つ知識をお届けします。緊急事態宣言も延長され、もうしばらくは続きそうな在宅勤務。在宅勤務だと太りやすくなる意外な理由について解説した前回の記事に続き、今回は在宅勤務続きでも太りにくくするためのコツや、在宅勤務のダイエット的なメリットについて、計太さんに解説してもらいました。
前回の記事では、在宅勤務が摂取カロリーと消費カロリーを乱す具体的な要因について解説しました。在宅勤務が増えることで多くの人は消費カロリーが下がり、結果的にカロリー収支がプラスに傾く可能性が高いうえに、食事のリズムも乱れやすくなる理由について、おわかりいただけたと思います。 では、在宅勤務続きでも太らないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。 ■わざわざ筋トレやジョギングをしなくてもOK まず必ず頭に入れておいてほしいことは、「消費カロリーが(ほぼ必ず)低下してしまう」ということです。ですので、いつもの活動量を保つためには短時間でも運動を追加する必要があります。 ここで多くの人は「筋トレやジョギングをしなければいけないか……」と考えがちですが、そんなことはありません。買い物に出かけるとか、毎日部屋を掃除するなどの活動を日常生活に落とし込むこともできるのです。こういった家事の類いは軽いウォーキングと同じ程度の消費カロリーがありますので、家事もテキパキこなせば運動です。 自宅で座りっぱなしの人は、“1時間に数分でも動く”を心がけましょう。少しでも良いので立ち歩いて、身体を伸ばしたりするだけでも、疲労感が変わってきます。 次に、朝食の欠食は避けましょう。理由は前回の記事で解説した通り、カロリー不足のままに活動(仕事)してしまうことで、普段よりも昼食以後の食欲が強くなってしまうからです。人の脳はカロリー不足な時間が長いほどに食欲指令を強く出すので、朝食の欠食が、昼食以降の食欲の乱れにつながる可能性があります。それに伴って必要以上のカロリーを取ってしまったり、栄養素の偏りが起こったりします(お菓子を食べてしまった結果、糖質と脂質が過多になるなど)。 さらに大切なのは、「おなかの減り具合」で食事量を調整することです。生活スタイルが変わっても太らない人は、活動量(消費カロリー)に応じて摂取カロリーを自動調整できています。「今日はあまり動いていないからおなかもすかないな。そんなに食べなくていいか……」といった具合です。在宅勤務が増えた人は、果たして本当にこれまで通りの食事量が必要なのか?と自問自答してみてください。 ■在宅勤務のほうがダイエットにいいこともある ダイエット的にはデメリットばかりに思える在宅勤務ですが、実はメリットもあります。 まず一つ目のメリットは、自炊率を高められることです。調理した料理を少し多めに冷蔵庫にストックすれば、温めなおすだけでいつでも自炊した食事を食べられる。自炊はコンビニや外食と比較するとヘルシーですから、これは大きなメリットです。 次に、食事時間をコントロールしやすくなることです。会社にいると昼休憩の時間が決まっていたり、職場の雰囲気や状況からランチの時間を周囲に合わせて食べたりしていた人でも、在宅勤務では時間の使い方は自由という人が多いでしょう。自分にとってベストなタイミングで食事できるようになります。 そして、いつでもすぐに、ストレッチや運動ができるというのもメリットです。自宅での運動はイメージがわかない、できそうにないという人も多いかと思いますが、今の生活スタイルはおそらく長く続くでしょう。それに対応できるかどうかが、健康的な生活ができるかどうかのカギになるのです。「家だと集中できない」「やる気がでない」を言い訳にしていると、時代に取り残されてしまうかもしれません。ぜひ、がんばってほしいところです! 今回は、在宅勤務が増えても太りにくくするためのコツについて説明しました。在宅勤務がもうしばらく続くという人は、ずっと座りっぱなしにならないように心がけて、わずかでもいいので身体を動かす習慣を身につけましょう。この習慣は、未来への投資になるのです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年02月15日 13時15分00秒
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