2008/11/06(木)20:31
命がけの戦い。
柔道の石井は、賛否両論あるが、俺は大好きだ。
なんせ、それだけやってる人間なんだから。
1日最低8時間を越す練習の鬼の石井。
石井が批判の対象になるのはわかる。
ずいぶん挑発的な発言もしてるからね。
でも、彼の努力はそれを上回るものがあると思う。
そして、それだけのことをやってるんだもん、それだけのことをやったことのない人間には、理解しがたいことだってある。
「優勝できたのは、皆さんの応援のおかげではなく、自分の才能のおかげです。」
塾の先生ならわかるよ。
だって、合格するのは、俺が教えたからとかそんなことじゃなくて、みんなが自分で頑張るからだ。
塾の授業時間だけで合格できるわけがない。
それを家でたくさん反復練習をして、とにかく自分との戦いに勝って勝って勝ちまくって合格を手にする。
もちろん応援してくれる人たちの力も大きい。
そこをこんな風に言ってしまった石井は反省しなきゃいかんが、でもわかるよ。
正直、受験直前なんて、精神状態がマックスにテンパってるんだから、保護者の方々にとっては、何も言わないことが最大の応援だったりする時期もあるからね。
彼の発言は、マスコミに面白半分に取り上げられているが、的を得ているものが多い。
「神様っちゅうのはねぇ、何でもかんでも欲しがってもくれないんですよ。
全部ガマンして、欲しいモン全部ガマンしたときにほんまに欲しいモンくれるんですよ。」
受験生、この言葉の意味、今ならわかるよね?
我慢すること、つらいよ、本当につらい。
遊びたいよね。
みんなと笑いたいよね。
でもそれを本番までは我慢しよう。
そうしたら、必ず笑顔を送れる毎日が待っているから。
そのために、覚悟をしっかり決めよう。
石井はこんなことも言ってる。
「負けることは死を意味する。僕が休むのは死ぬ時です。」
その覚悟をもって五輪に臨んだ、というより、その覚悟をもって毎日の練習に臨んでいたんだよ。
みんな、合格以外はないんだ。
それ以外はありえない。
いいじゃん?
命がけで勉強しよう。
どんなに勉強したって、死にゃしない。
俺だって、受験時代、命がけでやるって決めて、平均睡眠時間2、3時間、1日18時間勉強したからといって、ピンピンしてる。
負けたくなかったから。
絶対に合格するって決めてたから。
やるて決めてやれない、そんな人間になるなよ。
自分で決めたことくらい、しっかりやろう。
それができない人は、ろくなやつにはならないし、大人になってから、実際にはやらないのに言うことだけデカイ、そんなかっこ悪いやつになる。
さぁ、今日はどこまでやるって決めた?
そこまで何としてでもやりきろう。
無駄な時間は排除だ。
絶対に合格だ。
今日も最後まで頑張ろう。
絶対だよ。
約束だ。