亀田興毅・WBA世界ライトフライ級王座戦を観ていて思ったこと。
今日、亀田興毅選手・WBA世界ライトフライ級王座戦を観ていて思ったことは「世界は甘くない」と言うことでした。解説の鬼塚さんが言っていました。「世界はそんなに甘くない。だから、がむしゃらにいかないといけないんですよ。これが本当の世界の壁です」本当に世界を獲った人でしか分からない世界だと思います。朝青龍関も来ていましたね。亀田選手が勝って自分のことのように喜んでいました。やはり頂点に立ったことがある人にしか分からない喜びのように思いました。それでも明日のスポーツ紙を見て亀田興毅選手の努力に比べたら何もしていない人が「まあ、いまいちの試合だったなあ」と言う人も出てくるのでしょう。それくらいスポーツの世界は厳しいんだと思います。死ぬような努力をしているのに評価されるのは本当に一握りの人だけです。世界を獲ったことがない人がその世界を知った人の喜びは本人しか分からないことなのかもしれません。それまでやってきた亀田選手の死ぬような努力を見てから「判定も際どかったよね」と言って欲しいです。鬼塚さんのコメント、世界を知った人だから出た言葉だと思います。「相手も人生をかけて試合に臨んでいる。世界はそんなに甘くない」本当にそう感じた試合でした。毎回スポーツを観ていて思うことですが、甲子園の試合を観て選手を批判する人やマラソン選手を批判する人は同じ事をやったらたぶん相手の気持ちが分かって「いまいちな試合だったなあ」とは言えないと思います。マラソンを走ったことがある人はフラフラになって走っている選手を見て心から「がんばれ!」という気持ちになるはずです。人は自分が経験したことがあると相手の気持ちが分かります。しかし、何も努力したことがなく、何も打ち込んだことがない人はたぶんあのボクシングの試合を観て「期待はずれだったよね。もっと頑張って欲しかった」と言うでしょう。人は自分が経験したことしか分からないようです。鬼塚さんのコメントは世界を獲ったことがある人の説得がある言葉だと思いました。http://sports.yahoo.co.jp/extra/kamedakoki_2006/