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薬剤師てるちゃんのサプリメント日記

サプリのデータ見極め方


◆サプリメントのデータの見極め方
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サプリメントの口コミ情報って何だかワクワクしますよね?

「○○がいいらしいわよー!◇◇さん△kg痩せたんだってー」
「私○○飲んでるんだけど、すごい効いたわよ」

え~~そんなにいいの?
こうしていられない早く買いに行かなきゃ!
なんて気持ちになりますよね。

今日は
サプリメントの広告には
もう惑わされない!!(?)

そんな情報をお伝えしたいと思います。


そこで問題です。
以下の4つの文章の中で、
どれが一番しっかり効いて、効果があるといえる
サプリメントでしょうか?
実際使ってみたいと思うのはどのサプリメントですか?


1.「本商品を使った人、使わなかった人で
  肌のキメを比較したところ
  使った人のキメの改善度は54%
  使わなかった人のキメの改善度は45%
  使った人の群で有意な改善が見られた」

2.「本商品を使ったら
  10人中6人の肌のキメが改善しました」

3.「アンケートの結果、
  90%の人が満足したと答えています」

4.「何を試してみても、肌はがさがさで
  どうにもならなかったんですが
  ○○飲んでみたら、すごい効いてつるつる状態。
  高い美容液も必要なくなりました!(38歳・女性)」


どれが一番しっかり効いて、効果があるといえる
サプリメントでしょうか?


答えは

1>2>3>4


1番の文章は全然魅力的ではないですよね。
どちらかというと
「え?それしか効果ないの?
 私には効かないかもしれないじゃない」
と思うかもしれないですね。

でも一番信頼できるサプリメントなんです。

アンケート結果もそれほど信頼性は高くありません。

  


例えば、医薬品はたくさんの人を対象とした試験を行います。
試験方法は色々な方法があるんですが
以下にその一部を紹介します。

ちょっと難しい話でスイマセン。


症例報告:血圧が高めの人があるサプリメントを食べるようになったら
      血圧が下がったという報告

症例集積:そのサプリメントを食べるようになった10人のうち4人の
      血圧が下がったという報告

ランダム化比較試験:血圧が高めの方をランダムに割付けて
      2群に分けた。
      そのサプリメントを食べた群は食べなかった群(対照群)
      よりも血圧が低下したという研究

二重盲検ランダム化比較試験:上記ランダム化比較試験の方法の
      ひとつだが、
      サプリメントを食べた群と、サプリメントと見分けがつかない
      偽サプリメント群に分けるが、
      本物か偽者のサプリメントを飲んでいるのか
      医師も飲む人も両者とも判らないようにした研究

 【引用:サプリメントアドバイザー必携:薬事日報社】

上の4つの試験方法で
最も信頼性の高い・効果ありといえる方法はどれでしょうか?

下へいくほど(ここでは二重・・・)信頼性が高く、
上にいくほど(ここでは"症例報告")信頼性は低い試験方法といえます。

通常医薬品は”二重盲検ランダム化比較試験”
という方法の試験を行い
偽薬(プラセボやニセモノ薬といわれる)と比べて
効果があることを立証してから
厚生労働省に認められ医薬品として販売することが出来るようになります。

なぜ偽薬(プラセボ)と比べる必要があるのでしょうか?
それは偽薬でもそれなりに効果があるからなんです。
プラセボ効果なんていわれます。。
疾患や個人差もありますが、結構改善する場合もあります。

”これは薬だ””効くにちがいない”
そう思うと本当に効いてしまうんですね。

なのでサプリメントで
「私○○飲んでるんだけど、すごい効いたわよ~~」
というような”体験談”というものは
非常にデータの信頼性という意味では
低いものに該当するのです。

もちろん広告などでみかけることがある
「〇才女性、もう医師から治らないと言われた
 ◇◇病がすっかり良くなった・・・・」
というようなものも、
当然”体験談”になります。

この体験談は
上記の★中で最も根拠の低いと書いた
”症例報告”よりも信頼性は低くなります。


すごく良く書いてある体験談に惑わされないで下さいね。

体験談もデッチアゲだった
なんて事件もありましたからね。




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