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昨日もそうだった。
今日もそうだった。 きっと明日もそうだ。 住民が怯えている。 家族が悲しんでいる。 住民が迷惑がっている。 ただ家族の中だけでおさまるのなら我慢できる。 泣いて終る。 だけど住民の方へも影響すれば許せない。 何も口出しできない自分がここに存在する。 今日は学校ついて半泣き状態。 今日もあいつが家の前にいたから。 また一日部屋のことが気になった。 精一杯元気を振りまこうとしたけど無理やった。 どうしても自分の気持ちを抑えることが出来なかった。 いつもなら元気にしていられる。 でも今日は無理やった。 や、今日も無理やった。 部活も不安定。 パスがちゃんとあげれない。 スパイクがちゃんと打てない。 一人の子に「輝美パス下手!」 はっきりと言われた。 正直、その子はまともに部活してないから言われたらむかつくはずやった。 でもむかつかなかった。 ただただ悲しさに浸された。 家に帰った時、最初は分からなかった。 今日は使ってないやん! そう思った。 現実はそう甘くはなかった。 輝美が塾の用意をするのに鞄を取り、中身を覗くとライターと軍手が入ってた。 新聞配達の軍手。 よくまわりを見渡すと輝美の机の上には 煙草とタオルと鏡とみたことのないものが置いてあった。 たたんで収納してあった布団を臭うと煙草臭かった。 ごみ箱にはチューハイの缶が捨ててあった。 塾どころじゃなくなった。 自然と涙が溢れた。 でもすぐに塾の用意をした。 何事もなかったかのように塾へ行った。 塾にいる間は勉強に集中した。 授業が終ってからあいつの話をいろんな先生にされた。 正直今のあいつをどう言えば良いか分からなかった。 話したくなかった。 だからただ 家族やと思ってないしなぁ笑 地球外生命体やし笑 そう言った。 現状を言えば先生が悲しむのは目に見えている。 あいつが真面目に塾へ行っていた頃はみんなに愛されていた。 だから先生も未だにあいつの心配をしているのだと感じた。 いつから変わったんやろうと痛切に感じた。 家に帰るとあいつはまだ帰ってきてなかった。 しばらくすると帰ってきた。 輝美の部屋に置いてあるものを何事もなかったかのように取りにきた。 そして陽気に 輝一緒にこれ食べようや! と言ってえびせんを見せてきた。 うん… とだけ言うと 何でそんなテンション低いんよー。もう良いしあたしだけで食べるし! そう言って部屋を出た。 あんたのせいでテンション低いんやで? わかってる? と思うとまた涙が溢れた。 今にも消えそうな心を癒してくれる場所が欲しかった。 見つからなかった。 相談出来る人がいなかった。 結局独りぼっちだった。 何も出来ないただのクズ。 輝美はゴミと一緒だった。 あいつにもう反抗すら出来なくなった。 誰もこんなややこしい悩みをかかえる奴を助けようとは思わない。 輝美も迷惑かけるだけだと感じている。 だからもう誰にも話さないし話せない。 話す気になれない。 今はこうやって日記でかけてるから良い。 生きてられる。 昨日はベランダで飛び降りたろか思った。 一瞬だけ。 怖いしそこまで考えたのははじめてやったから驚き足が竦んだ。 昨日を思い出して考えると このままエスカレートしていけば輝美はこの世にさよならするかもしれない。 今はまだ大丈夫。 でも… いつそうなるか分からない。 ただでさえ苦しくて悲しいこの環境で 生き続けるのはしんどい。 学校に行く事さえしんどい。 本音を言えば学校に行きたくない。 学校へ行かなければあいつは男を連れて輝美の部屋には入らない。 でも受験がある。 休めば母さんにすべてがバレる。 そして母さんを悲しませる。 どれだけ殴られても母さんは母さんだ。 大切なんだ。 だから学校へ行かないと。 となると我慢し続けるしかない と思う。 あいつが変われば話は違うけど。 もしくは輝美が変わる。 どう変われば良いかはまだ分からない。 この世界で普通に生きるというのは難しい。 普通がこんなにも難しいとはね… おわり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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