カテゴリ:だから
年老いた浮浪者が
本願寺沿いの道路で眠りこけている午前6時、神も仏もあるものかと。 人生の重さに耐えられなくなって、 逃げて逃げて逃げて、 ここまできた。 どこまで落ちれば、神仏は許してくれるのだろう。 そんな生活は寿命をみじかくしていないのか? どんな運命なのか かれは悲しむことさえ、怠っているかもしれない。 耐えて耐えて耐えて なにも感じなくなった。 忘れよう忘れよう忘れようとして 大切な思い出さえわすれてしまった。 本願寺の朝は穏やかな日差し 御仏の穏やかな目線 朝の読経の中で 浮浪者の意識は 華やかだったころの 夜のことでも考えている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 23, 2006 10:50:58 AM
コメント(0) | コメントを書く |
|