カテゴリ:だから
ビジネスという言い方が妥当かどうかわからないが、それにまつわる孤独というものは、いかんともしがたいのだろうか。 システムの仕事は非常に専門性が多岐にわたる。 よって情報の理解という基準で、プロセスのスピードが致命的に変化してしまう。
筆者はネットワーク管理まで責任ある立場のため、関係するスタークホルダー(利害関係)は、複数の上場企業に及ぶ。ネットワーク障害などの原因を調査すると、なかんずく世界に冠たる日本を代表する一流会社の諸君と会話せざるをえない場合がある。 彼らは所詮サラリーマンで、家のローンを抱え、仕事に対しては、真実や、事実にあまり興味はなく、上昇志向、自己保身の振る舞いを、外部におこなう、概して、課長程度の役職者の一部に見受けられる、そういった時代の先端技術というものへ畏敬も理解も習熟もない人間が、会社の利益を守るようで、課長の椅子にしがみついている様子で、無知な職業上必須な能力のない人と話すときに、必要なスキルは、政治力だ。 技術に政治は必要ないが、信念というものなく生きている人間と話す際、必要にせまられて政治的に理解させるのは、疲れる。 そのとき筆者は、孤独を感じる。
前人未踏の領域かもしれない、しかし、同様の技術のおびただしい進化の時代にいきている技術者たちの、発信する、インターネット上の情報に筆者は何度解決をみたかもしれない。 その意味で、筆者は孤独ではない。
上記のような政治という問題を捉えるとき、システムエンジニアという存在は、ネゴシエーター(交渉者)としてのスキルと、パワーポリテクス(政治力学)のバランスの力量が、問われる状況に立つと、政治的に解決させて、やはり無理解に対する、孤独を、感じる。 ぼくたちはそういったビジネス上の孤独にたえながら、いったいどこに行こうとしているのだろうか。
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Last updated
Mar 27, 2007 06:16:42 PM
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