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カテゴリ:読書
あらすじ:
わたしは都合のいい妻、愛されない妻。 そのうえ望まれぬ子を身ごもったら……。 仕事に夢中な大富豪ジェイコブとの結婚に嫌気がさしたクララは、 都合のいい妻でいるのがつらくて、身の回り品だけを手に家を出た。 その後、新たな命を授かっていることに気づいたが、 子供は欲しくないと明言していた彼に知らせるつもりはなかった。 愛されないならいっそ別れたいと再三訴えるクララに対し、 彼はつねに弁護士を通じて、離婚には応じないと伝えてきた。 だが5年後、イベント業を営むクララのもとにジェイコブが現れ、 余命わずかな父のために家族パーティを企画してほしいと頼んでくる。 密かに産んだ娘の存在、いまだくすぶる彼への愛は、知られたくない! 悩み苦しむ妻に、夫は言った。「引き受けてくれるなら、離婚に応じる」 夫を愛しているからこそ、いびつな関係に耐えきれず別れを選ぼうとするクララ。そんな切ない望みを、なぜかつっぱね続けるジェイコブの真意がわからずに悩みます。さらには、物心ついた娘が町のサンタに“パパが欲しい”とお願いしているのを聞いてしまい……。 感想: 仕事に夢中な夫とそれが不満な妻。 そして別居をする道を選びます。離婚を申し出ても突っぱねる夫。ですが、クララはひそかに娘を産み育てています。 それは、夫・ジェイコブに黙っていていいことではないように思います。 彼がいくら子供を欲しくなかったとしても、です。それは、大きな問題にならないわけがないのです・・。 行動も、心も、中途半端なクララと、父親が欲しいと願う娘の気持ち。
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Last updated
2018.01.16 20:46:04
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