情熱　　　

昨晩財布を紛失した

昨晩仕事帰りに近所のショッピングセンターに寄った。

疲れすぎていて、駐車場で20分ほど休憩した。

元気が戻ってきて、トイレに行ってユニクロへ行った。

Yシャツが安く、試しに1枚買ってみようかと思ったところ財布が無い。

車に置いてきたのかと駐車場に戻って、やはり帰ろうか・・・と思っていたときに思い出した。

「トイレに財布を置いたままだ！！」

ダッシュで戻ったのだが時既に遅く、跡形もなくなっていた。

「やってしまった！！」

実は財布には珍しく20万円近く入っていた。

家に帰って、妻に渡すはずのお金を下ろした矢先のことだった。

正直青ざめた・・・・。言葉が出てこなかった。

忘れ物センターに問い合わせるも届いておらず、諦めて帰路に着いた。

家に帰って、各種カードを止めようとしたとき、会社の携帯電話が鳴った。

見たことも無い電話番号からだ。

「・・・・さんですか？財布を落とされませんでしたか？」

落ち着いた紳士風の声。

「拾いましたが、今から取りに来られますか？」

全身の力が抜けた。

なけるほどうれしかった。

半分以上諦めていたのだが、世の中捨てたもんじゃない。

すぐに紳士の住まいを訪ね、感謝の気持ちをお渡しして財布をもらってきた。

いい年をして、大金の入った財布を、よりによってトイレに置きっぱなしにするとは・・・本当に情けなかった。

コレを教訓に、どこにでも財布を置く癖を改めなければいけない。

財布をもっと小さなものに変えるとか、現金以外は持ち歩かないとか、何か改善しなければ！！

今回はたまたまお金持ちの良い人に拾われたから良かったものの、こんなことは奇跡に近い。

首にでも掛けて持ち歩こうか・・・なにか考えよう。

いやーーしかし焦りました。数時間に天国と地獄を味わい、体の疲れも吹っ飛んだ大事件だった