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カテゴリ:書籍紹介
瀧本光静著「最後に伝えたかったこと」(彩図社)¥1000を読んだ10月19日、18:30~大阪市中央公会堂にての「なんで産まれてきたんやろうね」という講演会を聞きに行ってきた。 そこで瀧本光静なる尼さんの話を聞いて、少しばかり心を打たれた。 3.11東日本大震災以来30回以上も被災地を訪れ、集めた義援金を現金で運び、被災地では復興のためにいろいろ力を尽くされている。 平素からも全国各地を講演会で飛び回り、多くの人のお悩み解消に尽力されている。 今回の話の内容は・・・ 我々人間は「地球環境のバランスを整える」ために産まれてきたのに、「自己愛」や「利己主義」といったもので、本来の役割を忘れてしまっている。 人間とは所詮意識の集合体であり、身体は現生でこそ姿として存在として今ここにあるのだが、あの世に行ってしまえば意識だけが丸裸で露出し、嘘が通用しなくなる。 だから、現生を生きる我々は「感謝」の気持ちを忘れずに、死後の世界「あの世」の存在を意識して普段から、よい行いをするべきである。 というような話を延々2時間聞いてきた。 その瀧本光静の著書「最後に伝えたかったこと」は、大切な人を失った家族や恋人、親しい人が故人に送った最後の一言を書き留め、自分で絵と文章を書いたとてもユニークな本である。 字数はとても少ないので20分もあれば読み終えれるのだが、その間正直泣きっぱなしだ。 実際に故人を偲んで発せられた、嘘いつわりのない飾り気のない言葉の数々に圧倒され、また、今の自分にも思い当たる節も多く、涙なしでは読めない内容となっている。 感謝とは欲しかったものを手に入れたときに感じることではなく、今の状態で恵まれていることを見つけることである。 そのいまの状態に感謝し、幸せを感じることである。 そして、感じた感謝の気持ちを今すぐに相手に伝えよう!と彼女は言う。 思っているのなら伝えよう。死ぬ前に伝えよう。 今晩家に帰ってすぐに伝えよう。 言わなくてもわかることは、言わないとわからないことだという。 日々の忙しさや疲れからイライラしたり、家族にきつく当たっている自分を感じた時には、是非この本を読んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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