テツの「ＰｕｒａＶｉｄａ！」日記

サッカー指導者仲間である、INAC多摩川SCのＳさん。
この日は、久しぶりのランチ集会。
今回は、会わせたい人がいるから、とのこと。

この人が言うんなら、オモロイ人に間違いない。
だって、Ｓさんは
チャリで１時間かけて練習場に通ってるんですから（笑）。
そして、誕生日が俺と一緒ですから（笑）。


吉祥寺に集合。
Ｓさんが連れてきてくれた人は、
数年前に同じチームで指導をしてたという、Ｔくん。

ドイツが好きらしいのですが、
見た目からそれが伝わってきます。
体がデカくて、ごつくて、「ＴＨＥ男」って感じ。

でも、話し方は超ソフト。おっとり系。
奥様たちはこのギャップにイチコロでしょう（笑）。


さて、話を聴いてみると、
今月末から「海外青年協力隊」で外国に旅立つそうです。

Ｔくんは、２７歳。
大学を卒業してから、ずっと心に残ってた「外国での仕事」への夢。
それを叶える日が、ついにやってきたということです。


　行き先は、ベナン共和国。


みなさん、知ってますか？

俺は去年、
サッカーの世界大会に出場してるのを見て、
初めて知りました・・・。
はい、サッカーからしか学べない阿呆です。


まだ踏み入れたことのない大陸、アフリカ。
漠然としたイメージしか描けないんですよねえ。

で、「ベナン」が気になったので検索してみました。
写真を載せてるホームページがあったので、
興味があるかたはこちらをどーぞ。

世界は本当に広くて、
自分が知らないことなんて、てんこ盛り。

人生劇場の幕が下りるまでに、
どれだけの国に、行けるんだろう。
どれだけの路地裏に、潜入できるんだろう。
どれだけの大自然に、圧倒されるんだろう。
どれだけの「これウマッ！！！」に、遭遇できるんだろう。

知らないものは知りたいー！
行ったことないとこには行きたいー！
ひとつでも多く体感して、幕を下ろしたいー！

遊牧民魂、爆発。
赤ちゃん魂、爆発。



ところで、何で行き先は「ベナン」？
アフリカ大陸に行くその理由を
知りたくなり、尋ねてみました。

答えは



　「そうなってしまった。」



え～～～そんな理由ですか～～～（笑）。

なんでも、本人が希望した３箇所は却下。
本当は南の島とかに行きたかったようです。

しかし、提示された場所は「ベナン」。

一週間ほど考え、
それを受け入れることにしたそうです。
そりゃ悩むよね。


でも、これって何かある。
そう思うのは、この“遊牧民赤ちゃん”だけでしょうか。

と考えてたら、
さすが５月２４日生まれのＳさん、


　「Ｔくん、それは選ばれたんだよ～。」


うん、“遊牧民赤ちゃん”もそう思っちゃうんだなー。

俺のコスタリカもそんな感じだった。
ハッキリとした理由は何にもなかった。
だから、「何でコスタリカなの？」って質問が一番困った（笑）。

でも、コスタリカには
あーーーんなに“素敵なかけら”がいっぱい転がってた。
いや、他の国にもいっぱいいっぱい転がってるのかもしれない。


　“かけら”に気づくか。

　“かけら”を拾うか。


心豊かな人は、お気に入りのバッグ、
例えば「藁で編まれたバッグ」とかに
いっぱいの“かけら”を入れてるんだろうなあ。

で、溢れそうになっちゃって、
それを周りにおすそ分けなんかしたりしてね。


　「何を選択する」という行動よりも
　「何をしていくか」という行動。


　　選ぶ時よりも、選んだ後。


自分の意思じゃなかったとしても、
そこの地に「お気に入りのバッグ」を抱えて行けば、
転がってる綺麗な何かを入れたくなってくる。

だから、“とっておきのバッグ”をいつも持ち歩きたいね。
晴れの日も、雨の日も、頭が痛い日も、外に出るのが怖い日も。

どこに行っても毎日、ね。
さ、今日も持っていこう。


Ｔくんは、すでに抱えてるようなので
マジで楽しみなのですね～～～。

向こうからブログなどで“ベナン情報”を発信してくれるようです。
うちらの知らない、地球の輝きを楽しみにしてましょうー。


それにしても、これから何かをするって人の表情は美しいぜい。




『選んだ道は、自分で幸運の道にしてやると思えばいい。』
　　　　　　　　　　　　　　ソフトオンデマンド元社長・高橋がなり