カテゴリ:おもふ
俺の好きな雑誌のひとつ「pen」。
建物、旅、食べ物、教育、写真、イラスト、自転車、雑貨など 日常の様々なものをデザインの視点から見て、特集を組んでいます。 数日前に読んで刺激をビシバシ受けまくった特集。 「1冊まるごと 佐藤可士和。」 今あらゆる世界から引っ張りだこの クリエイター・佐藤可士和。 かわいいイラスト混じりの“ステップワゴン”のCM、 斬新な色の組み合わせが印象的な“SMAP”のCDジャケット、 など一度は目にしたことあるだろうこれらも、 佐藤可士和の作品ですね。 で、雑誌を読み終わってすぐ。 今度はテレビで彼の特集を見ました。 “何に”かわからないのですが、 雑誌を読んでも、テレビで見ても、 心がもの凄く反応してしまうんです。 アートに触れたい、そんな気持ち。 じゃ、時間もあることだし出掛けましょ。 一瞬で思いつた行き先は、 六本木ヒルズの「スタバ+TSUTAYA」。 昔の日記で書いた以来です。 テーブルには、 カプチーノと、ノージャンルなたくさんの本。 映画雑誌、旅雑誌、高橋歩の新刊、谷川俊太郎の詩集、 岡本太郎の言葉集、サッカーの写真集、 大自然を切り取った写真集、昔の本を集めたイラスト集、 ディック・ブルーナの画集、デザイン性の高いホテルの写真集。 もうほんとにバラバラ、 ただ好奇心の趣くままに(笑)。 この時間結構好きだったりします。 そして、夜。 このまま帰るのもなんだから、 ちょっと飲みながら買った雑誌でも読むか~と。 さて、どこにしょましょうね。 どこが一番今の気持ちに合うんでしょうね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ はい、閃きました~。 ずっと行きたかった二子玉川のお店に決定。 お店の名前は、「Peace」。 多摩川の河川敷に期間限定でオープンしてます。 川からの爽やかな風と 穏やかな音楽が流れる店内で、 生ビールとフォカッチャを注文。 多くの気持ち良さに包まれ、 「Coyote ~ジェリー・ロペスの静かな暮らし~」を 読み進めてると、もう我慢できなくなりました。 店内にそっと吹き込んでくる風と、 サーファーのジェリーロペスが描く文章が あまりにピッタリ合いすぎてるのです。 外に行かずにはいられなくなり、 おかわりしたビールを持って、テラス席へ。 何をするでもなく、 30分位ぼーっとしてました。 本当に心地良い・・・・・。 あ・・・・・。 俺いつから心地良く思えるようになったんだろう。 ひとりで何もしないこと、を。 ブラジルに行ってた時、恐ろしい経験をしました。 チームが主催して行ったパーティー。 振る舞われるたくさんのお肉とお酒。 パーティーというよりバーベキューかな。 ポルトガル語をほとんど話せなかった上に、 まだ友達もあまりいなかったその時。 気付いたら、 盛り上がるその中、俺はひとりでした。 急に襲ってきた、恐ろくなるほどの孤独感。 そこの場所で俺のスペースにだけ、 フタをされてるような感じがしました。 卒業アルバムのクラス写真。 欠席した人の端っこの写真みたいな感じがしました。 それまでの19年間で初めて感じた孤独感でした。 当時の俺にとって、何にも代えがたい恐怖感でした。 小さい頃から、兄弟3人で遊んでたし、 サッカーやれば誰かしらがいたし、 クラスでも必ず誰かとつるんでました。 だから“ひとり”でいることは、ほとんどありませんでした。 それが今や、隙を見せればひとりでどっかに行ってます。 何でそうなったんだろう。 それは「感じる」ことが 出来るようになったからかもしれないです。 昔は「考える」ことばかりでした。 “目の前”はほとんど見えてませんでした。 その瞬間を、その場所を「感じる」ことをしてみたら、 そこにはたくさんの幸せが存在してることに気づけました。 そして、幸せの存在が“ひとりの楽しさ”を教えてくれました。 多摩川の流れをぼーっと見てて、 ふとそんなことを感じました。 多くの人との出逢いを大事にしたいから、 ひとりでの時間をもっと大事にしていこう。 そんなことを思った次第であります~。 『最上の思考は孤独のうちになされ、 最低の思考は騒動のうちになされる。』 発明家・エジソン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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